石垣島にミサイル搬入強行!美しい島を汚すな!【3月ZENKO沖縄参加団】

シェアお願いします
陸上自衛隊ミサイル基地

急速に進む南西諸島(琉球弧)の軍事要塞化。3月16日の陸上自衛隊石垣駐屯地開設に続き、18日にはミサイルを含む弾薬が搬入された。ZENKOは現地の阻止行動に連帯参加した。

ミサイルの搬入について石垣島の人々には全く知らされていなかった。日程も18日又は19日で、時間も搬入経路も分からない。17日の視察で、埋立地である南(ぱい)ぬ浜町の最先端の大型クルーズ船の港が可能性が高いと当たりをつける。

18日朝4時、現場に到着。ゲート前には前日にはなかった約2mの壁ができていて、ここから搬入されるのだと確信する。続々と車やバイクで反対する人々約30人が集まる。

6時半、徐々に明るくなるにつれて沖合に海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」が停泊している姿が見えてくる。

7時、港に接岸する。「火」のマークを付けたミサイルを含む火薬を積んだコンテナ車両が続々と甲板から降ろされ、港に整列されていく。「ミサイル積んで帰れ、持ってくるな」と怒号が飛び、「帰れ」「帰れ」とコールが沸き起きる。『命と暮らしを守るオバーたちの会』の山里節子さんは「ミサイルは汚らわしい。私たちの美しい島を汚さないで」と叫ぶ。『石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会』の藤井幸子さんも「ミサイルより外交を」と訴えかける。

9時頃、機動隊のカマボコ車が現場に到着し、人々を排除に動く。辺野古や安和桟橋、塩川港に配置されている機動隊が石垣島に集結したのだ。ゲート前に座り込む人々を次々と排除していく。

ミサイルを乗せた車両は列をなして、市街地を通り抜ける。我々は車両の前に車をゆっくりと走らせる。高江や安和、塩川で行っていた「GOGOドライブ」だ。しかし、警察に停車させられ、車両を先に行かされた。車両18台によってミサイルを含む弾薬は基地の中に搬入されてしまった。

しかし、人々は諦めていない。陸自石垣駐屯地ゲート前では参加者により「ミサイル搬入許さんぞ」とシュプレヒコールがあげられた。今回搬入された12式地対艦誘導弾は射程距離200mである。今後も長距離ミサイルの開発·配置が狙われる。翌19日には『オバーたちの会』が反対の集会を行った。21日の住民説明会は、反対する市民·団体はアリバイ作りだと批判し、外で抗議行動を行った。島々を戦場にさせず、石垣島のミサイル基地を撤去させる闘いが新たに始まった。