ZENKOとは▸▸About us

ZENKO ユース平和参加団 in 沖縄(2021年1月9日、名護市瀬嵩)

「ZENKO」は50年前、職場の民主的変革を進める活動家集団「働く青年の全国交歓会」として産声を上げ、その後「平和と民主主義をめざす全国交歓会(ZENKO)」へ改称し、国内だけではなく海外の民主団体、労働組合、市民運動、政党と連帯を強めグローバル資本の戦争と新自由主義路線と闘う市民運動団体へと成長してきました。

私たちの運動は時代とともに広がり続けてきました。自らの職場闘争からはじまり労働争議、国鉄闘争、沖縄連帯、反基地闘争、無防備地域宣言、震災の民主的復興、反原発、医療・介護、協働組合など多様な課題に取り組んでいます。また国際連帯の闘いも、韓国、パレスチナ、南アフリカ、フィリピン、インド、インドネシア、アメリカ、イラク、イギリス、フランス、ドイツなど多くの連帯関係を作ってきました。

グローバル資本の戦争と新自由主義路線は、侵略戦争と占領によって命を暴力で奪い、私たちを「合法的」に搾取し、イデオロギー操作で支配しながら富の一極集中と貧困をもたらしています。グローバル資本は、国境を越えて私たちの生存を脅かしています。“全ての課題は根底でつながっている”との認識のもと、私たちは「国際連帯」と「地域の民主的変革」の闘いによって展望を拓き、グローバル資本と対決する運動を強化し発展させてきました。

2019年からは、アメリカの「DSA(アメリカ民主主義的社会主義者)」と相互交流を行い、DSAの徹底した全戸訪問活動に学び、粘り強く市民対話で地域全体に働きかけ変革する闘いを実践してきました。コロナ危機の中で全戸訪問活動に取り組み、地域住民の声を集め当事者とともに具体的要求を各自治体要請行動で突き付け、それを実現する闘いもその一つです。また「医療問題研究会」は、全国各地で講演学習会を開催し、コロナ闘争における科学的治験を示し、闘いの根拠とする大切な役割を担っています。年3回、全ての課題を集め取り組む「中央要請行動」は、地域要求をダイレクトに対政府要求へと組織するオリジナリティが発揮された「ZENKO」の闘いとして定着してきました。

「ZENKO」は現在、自前の運動を基礎として、多くの市民団体や労働組合、政党と連帯し共闘の運動を拡げています。「総がかり行動実行委員会」「野党統一候補の実現をめざす大阪アピール」など市民と野党の共闘運動、反原発・被害者・避難者支援連帯運動、横浜リコール署名運動、大阪カジノ・「都構想」阻止運動、沖縄・全国の反基地運動、朝鮮学校無償化運動、核兵器禁止条約実現運動など、数多くの運動を共に担っています。また関西では「しないさせない戦争協力関西ネットワーク」の取り組みに参加し、「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」ではその構成団体として役割を担っています。

これら共闘運動の前進の中で、「ZENKO」運動の位置は変化しています。2004年の「全交大会」に山内徳信参議院議員が国会議員として初めて参加されてから16年。現在では、関東・関西で毎年開催する「ZENKO」や「団結まつり」に、社民党、共産党、MDS(民主主義的社会主義運動)、原水爆禁止日本協議会、全日建連帯労組関西生コン支部など政党や労組・団体が参加し、闘いを結ぶ連帯の広がりを作りだしてきました。北海道、広島、沖縄でも、多くの共闘関係者や仲間が「ZENKO」の企画する取り組みに協力し、主体的に参加されています。また「ZENKO」のメンバーが東京都区議をはじめ関東・関西の地方自治体の市議会で複数の議席を獲得したこと、横浜市・大阪市など政令市で候補者を立て選挙を戦える力をつけたことも大きな前進です。

「ZENKO」運動は、常に新しい人が参加し、ともに担うことでより発展してきました。「ZENKOユース」による、日韓、沖縄を結ぶ継続した青年運動の開始も新しい取り組みの一つです。「ZENKO」の闘いをさらに広げ、菅政権を倒し、戦争・「改憲」・新自由主義路線を転換させましょう。グローバル資本の支配を打ち破り、平和で民主主義が貫かれた社会への変革をめざします。

zenko-peace.com