パレスチナ労働者闘争(PWSU)から広島・長崎原爆投下80周年に寄せる連帯声明

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2025 ZENKO in 相模原にパレスチナからZoom参加されたモハメッド・アローシュさん(パレスチナ労働者闘争ユニオン(PWSU))から広島・長崎の被爆80年を期して私たちへの連帯声明が届きました。アラビア語原文、日英語訳文で紹介します。私たちのBDS運動の強化でこれに応えたいと思います。

ZENKO事務局(2025年8月9日)

パレスチナ労働者闘争ユニオン執行部 

2025年8月6日

広島・長崎原爆投下80周年に寄せる連帯声明

パレスチナおよび世界の労働者階級の皆さんへ
労働組合運動に携わる自由な人々へ
日本の同志・友人の皆さん、そして進歩的なZENKO労働組織の皆さんへ

本日私たちは、人間の尊厳を守る決意を胸に、心を痛めながら、1945年に米国が広島と長崎の日本の人々に対して行った原爆投下から80周年を迎えます。あのとき核兵器は数千の命を灰にし、都市と生命そのものを破壊し、人類全体を脅かす危険な核時代の扉を開きました。

私たちパレスチナ労働者闘争ユニオンは、日本の勇敢な人々と、数十年にわたって平和・正義・核兵器廃絶を訴える自由な声を守り続けてきた日本の労働・労働組合運動に、心からの連帯を表明します。とりわけ、日本のZENKO労働組織の同志・友人の皆さんに、特別の敬意を表します。皆さんは、パレスチナ人民の自由・正義・占領の終結を求める闘いに、揺るぎない支持を示し続け、あらゆる抑圧・植民地主義・差別に対して誇り高い立場を貫いてこられました。

今日、国際的な対立が激化し、戦争と核抑止の論理が再び台頭する中で、私たちは、軍拡競争や大量破壊ではなく、社会的正義・平和・国際連帯に基づく人間の安全保障の新たなモデルを築くことの緊急性を改めて強く訴えます。

私たちは、世界中のすべての労働組合と労働者組織に呼びかけます。核兵器も、占領も、あらゆる形態の搾取と抑圧も存在しない未来のために闘いを一つにしよう――爆弾の轟きよりも労働者の声が力強く響く未来のために。

広島・長崎の殉難者に栄光を。

苦しみの記憶を平和の誓いへと変えるすべての人々に敬意を。

日本の労働運動とその原則的立場に敬意を。

そして、パレスチナ人民の正義の闘いに連帯するすべての人々へ、変わらぬ連帯を。

パレスチナ労働者闘争ユニオン
パレスチナ 2025年8月6日

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