岸田政権は、戦争の危機を煽り軍事費２倍化、敵基地攻撃能力の保有など“異次元”の大軍拡を進めています。広島G7サミットではウクライナ戦争拡大につながる首脳宣言が発せられました。沖縄・琉球弧（南西諸島）では米軍・自衛隊基地建設が強行され、軍事要塞化されています。日米韓の軍事演習も繰り返されるなど、地域の軍事的緊張が高まっています。偶発的にでも軍事衝突が起きれば、沖縄や全国が戦場となります。今まさに、戦争か平和の分岐点に立っています。
　また大軍拡のために、福祉・医療・年金が削られ、大増税が狙われています。また労働者の雇用をより不安定にさせ、原発の60年を超える運転を可能とするなど、私たちの生存権が奪われています。
　社会を変える展望は、粘り強い市民の闘いと、国際連帯です。沖縄・琉球弧では辺野古新基地建設阻止、沖縄を戦場にさせない全県的な取り組みなど「勝つまで諦めない」闘いが続けられています。「5.21平和集会 in 北谷」には2100人が集まり、若者世代の力が発揮されています。ZENKOはDSA（アメリカ民主主義的社会主義者）とともに米政府・連邦議員に対して、辺野古断念の声を届けるZHAP（ZENKO辺野古反基地プロジェクト）運動を前進させてきました。また韓国でも朝鮮戦争を終結させようと「朝鮮半島終戦平和キャンペーン」にも取り組まれています。
　今年はウクライナ戦争開戦から1年、イラク戦争から20年、朝鮮戦争休戦から70年です。今の戦争を止め、二度と戦争を起こさせないため、平和を求める日本全国・世界各地の市民が運動を持ちより、平和をつくる方針を議論し、発信していく場が「2023 ZENKO in 横須賀」です。ぜひ横須賀に集まりましょう。