【基調&決議】国際連帯で平和をつくる 2023 ZENKO in 横須賀にのべ900人が参加!

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週刊MDSより

2023 ZENKO in 横須賀へご参加いただきありがとうございました。国内外から、のべ900人が参加し大成功しました。詳しい報告は近日公開予定です。

目次

2023 ZENKO in 横須賀 基調&決議(確定版)

基調

NATO(北大西洋条約機構)首脳会議が7月11~12日リトアニア共和国で開催されました。NATO 加盟諸国だけでなく、日本、韓国も参加しました。それはなぜか。ウクライナ戦争を進め、アジアにおける対中国軍事同盟を強化するためです。米国・バイデン政権はウクライナに対し非人道兵器クラスター爆弾を供与しました。ウクライナの反撃がロシアの抵抗により成果をあげていないことに対し、提供する武器を強化しようとしているのです。ウクライナ侵略したロシアも、ウクライナを支援するNATOも、戦争による市民の犠牲を何ら考慮していません。今すぐ即時停戦、各国の軍事援助中止の声をあげていきましょう。

ウクライナ戦争を口実に中国の「台湾有事」、朝鮮のミサイルの脅威を煽る岸田首相は、昨年12月に決定した軍事(安保)3文書に基づき、徹底した軍拡路線を進めています。沖縄・辺野古新基地建設は沖縄県民の反対を無視し、強行されています。7月には辺野古側の埋め立て工事が完了する見込みであり、設計変更が許可されていない大浦湾側の埋め立て土砂の仮置きが焦点化しています。奄美大島。宮古島、石垣島にはすでにミサイルが配備され、沖縄島、与那国にも配備がおこなわれようとしています。また全国で自衛隊基地の強靭化が進められています。5年間で43兆円もの軍事費を確保するため、先の国会で成立した「防衛力財源確保特措法」は「防衛力強化資金」の創設による軍拡財源を確保し、「防衛産業支援法」は企業の国有化も含めた軍需産業の育成を行うなど、戦争国家づくりが加速しています。

政府による戦争・軍拡路線の推進のため、市民の社会保障費・財政支出が削減され、命と生活が削られています。物価高騰と社会保険料、医療費負担の増加で市民が苦しむ中でも、消費税減税・廃止はされません。国の税収が初めて70兆円を突破し、3年連続で過去最高を更新しましたが、最も割合が多いのは消費税です。

さらに政府による市民情報収集・監視を進めるためマイナンバーカードの健康保険証への廃止・統合を問題が続出する中でも撤回しません。60年を超える老朽原発を再稼働し、汚染水の海上放出を進めようとしています。また若者は長時間労働・不安定雇用の中で、将来の展望を見いだせていません。大阪では新自由主義推進の維新とともに、大規模開発の万博、カジノ・IRを強行しています。

このような岸田政権の軍拡・市民生活破壊政策に対する市民の反発により岸田内閣支持率は大きく低下しています。今こそ岸田内閣を打倒しなければいけません。そして軍拡、緊張激化ではなく、東アジアにおける平和構築へと転換しなければいけません。

日米韓政府が対中軍事同盟を強化し、戦争挑発を行おうとしていることに対し、日米韓の市民が連帯し、平和を実現していくことが必要です。私たちは5~6月に「ZENKOスピーキングツアー」を開催し、琉球弧の島々の軍事要塞化の問題を全国に発信し、現地の人々とともに基地反対の声をあげてきました。そしてアメリカ、韓国、沖縄、フィリピン、イラク、ミャンマー、インドなど平和のために闘うなかまが参加する2023ZENKOin横須賀はその国際連帯の場です。ZENKOが進めている「ZHAP(ZENKO辺野古反基地プロジェクト)」、韓国で取り組まれている「朝鮮半島終戦平和キャンペーン」が国際的な取り組みで社会を変える展望です。平和を求める国際的な反戦・平和運動を結び、東アジアの平和の展望をつくりだしましょう。

決議

<全体重点方針>

  1. 各国政府に働きかけウクライナ戦争の即時停戦、ロシア軍の撤退を実現しよう!即時停戦と和平交渉を求める世界行動(9月30日(土)~10月8日(日))と連帯し、各地で行動しよう!
  2. 岸田政権の戦争・軍拡に反対し、9条改憲・緊急事態条項の創設を許さない闘いを大きく広げよう!「大軍拡・増税・改憲で生活を壊す 岸田政権の退陣を求める署名」を進めよう!
  3. 沖縄参加団を定期的に開催し、沖縄現地の闘争と連帯を深めよう!アメリカ議会に働きかけ沖縄・辺野古新基地建設を断念させるため、「ZHAP(ZENKO辺野古反基地プロジェクト)」第二次署名を集めよう!
  4. 大阪・カジノの「7条件」をもとに、今秋実施協定を締結させない闘いを広げ、カジノ断念に追い込もう!そして、新自由主義の維新政治を転換させよう!
  5. 朝鮮戦争休戦から70年目である今年「朝鮮半島終戦平和キャンペーン」を最後まで集めきり、朝鮮戦争を市民の手で終わらせよう!
  6. 岸田政権打倒、反基地・平和、反原発、貧困・首切り反対などあらゆる闘いを集め「団結まつり」を10月29日東京・大阪で開催し大きく成功させよう!
  7. 12月沖縄連帯のZENKOスピーキングツアーを全国で成功させよう!
  8. 2024年に日韓ユース平和参加団を開催し、日韓の若い世代の交流を深めよう!

<2023 ZENKO 決議>

第1分科会 国際連帯の力で辺野古新基地・琉球弧の軍事化を止めよう!
─ZHAPは日本・沖縄、米、韓をつなぐ民衆の国際連帯で東アジアの平和を切り開こう
  • DSA及び海外の反戦平和勢力と連帯し、ZHAP二次署名を来年全交までに国内外5万筆を集めよう!
  • 7/3YDSAとのオンライン集会の成功を踏まえ、YDSAメンバーをスピーキングツアーor参加団に招請し交流を深めよう!
  • ZENKO参加団in沖縄・広島・横須賀等を企画、参加し、現地の反基地闘争と恒常的に連帯しよう!
  • 8月DSA大会にZHAP第二次署名の拡大、国際連帯で「台湾有事」NO、沖縄戦を繰り返すなの声を届けよう!
  • 三上智恵スピンオフDVD上映会、来春の新作上映会、ミサイル要塞化写真展を地域に広げ、ノーモア沖縄戦の声を全国で上げよう!
  • 11/23に向けて準備されている沖縄全県集会へ参加し、ともに沖縄戦を繰り返すなの声をあげよう!
  • 全国の基地周辺等で検出されているPFASによる汚染状況の調査を要求し厳格な対応を政府、自治体に求めよう!
  • ウクライナ戦争即時停戦、和平交渉開始、日本政府は戦争支援をするなの声をあげ、10月反戦国際共同行動に合流しよう!
  • 全国の自衛隊基地「強靭化」に抗議し、その実態を調査し、強靭化の内実の情報公開を求めよう!
  • 韓国、フィリピン、グアム、ハワイ、オーストラリアなど、東アジア地域の国際進歩勢力と連携してアジア太平洋地域での大軍拡を煽っている対中国新冷戦に反対しよう!
  • 米軍Xバンドレーダー基地撤去!11/12『米軍基地いらんちゃフェスタin丹後』を成功させよう!
  • イスラエルによるパレスチナへの無差別攻撃に反対し、パレスチナ人の独立国家建設を支持しよう!
第2分科会 東アジアで戦争起こさせない!平和な東アジアを日韓市民の連帯で共につくろう!
  1. 韓国・ソソンリのTHAADミサイル基地撤去の闘い、済州島での軍事化阻止の闘い、群山基地建設との闘いなど、韓国で軍縮平和のために現地で闘う市民との連帯を発展させていこう。
    8月14日頃、「日韓平和市民共同行動」を成功させよう。
    写真展、映像上映などで、韓国の軍事化の実態を伝える取り組みを日本国内で広げよう。
    日韓平和参加団を行おう。
  2. 沖縄・琉球弧をはじめとした日本各地で軍事化と闘う方々と連帯し、辺野古新基地建設を止めるための「ZHAP 署名」を一緒に集めよう。国際連帯の力で沖縄・韓国・日本全国全ての基地撤去を目指す取り組みを進めよう。
  3. 日本、韓国、アメリカで闘う市民の連帯を進めよう。日米韓でのオンラインパネルを実現させよう。
  4. ウクライナ戦争即時停戦、和平交渉開始、日本政府・韓国政府は戦争支援をするなと声をあげ、10月反戦国際共同行動に合流しよう!
  5. 日本全国で広がる基地強靱化の動きに対し、地域から軍拡をゆるさない取り組みを進めよう。横浜ノースドッグへの揚陸艇部隊の阻止署名を9月30日までに10万筆集めよう。PFAS汚染と軍用機爆音の元凶=在日米軍基地追及の闘いに連帯し、スタンド・オフ・ミサイルやオスプレイ等の配備中止を求める闘いに合流しよう。
  6. 日韓ユース平和参加団を企画し、平和な社会を共にめざす若い世代の連帯を築こう
  7. 日本政府・維新による在日コリアンへのあらゆるヘイト・排外主義と闘おう。公的な財政支援制度がない朝鮮学校は、新型コロナの影響で、さらに経済的に厳しい状況となっている。一日も早く、あたりまえの補助金支給、高校無償化、幼保無償化の実現が成されるよう、朝鮮学校無償化「排除」との闘いに連帯し、社会の隅々から制度に至るまで差別のない社会を目指そう。
  8. 市民同士の交流を通じて政府の戦争策動、排外主義を止めよう
第3分科会 夢洲カジノ誘致撤回!維新政治による生活破壊を止めよう!
  1. 「夢洲カジノを止める大阪府民の会(以下、「府民の会」)」の運動を地域から強め、全国のIR・カジノ誘致反対の運動と連帯し、国に夢洲カジノ計画の「認定」の取り消しを求める広範な運動をつくろう。
  2. 政府に対して夢洲カジノ計画「認定」に付された「7条件」を大阪府市に指導させるとともに、国土交通大臣に「実施協定」の認可をさせない取り組みを進めよう。
  3. 夢洲カジノ計画の問題点を明らかにし、大きな反対世論をつくり、大阪府市に「7条件」を実施させよう。「実施協定」の策定と締結を止める運動に取り組もう。
    • 毎月1回開催する「府民の会」の全体会議に参加し、運動情報の共有と交流を進め、みんなで取り組む運動方針を具体化しよう。
    • カジノ「認定」7つの条件・報告書の学習会を地域で取り組もう。6・23国土交通省請願要請行動の報告会を地域で開催しよう。
    • 「カジノに反対する大阪連絡会」が提起した2つの署名(政府・府市宛)に取り組もう。9月中旬[予定]の署名提出行動に代表を派遣しよう。「府民の会」新チラシを、大阪府内各所で配布しよう。
    • カジノ事業者、融資銀行・企業前行動や要請を継続して取り組もう。
    • 9月、「府民の会」が提起する「夢洲IR・カジノ大阪府民公聴会(仮称)」を大きく成功させよう。国土交通省観光庁、大阪IR推進局から担当官を招くとともに、府民の会、学者、弁護士、議員なども公述人として設定し、大阪府民からの質問の場なども設け「双方向の対話」ができる公聴会にしよう。大阪市内での開催から、大阪府内各所での開催をめざそう。
    • 8月10日(木)、「夢洲カジノを止める大阪府内一斉行動」に取り組もう。
    • 8月18日(金)、「夢洲カジノ視察行動」に取り組もう。
    • 8月31日(木)、[予定]、IR推進局との「団体協議」を成功させよう。
    • 9月21日(木)、大阪府定例議会開会日に「夢洲カジノ実施協定締結を許さない!大阪府庁舎前アクション(仮称)」に取り組み、全府内から抗議の声を集め意思表明しよう。
    • 9月24日(日)[予定]、「大阪にカジノはいらん!御堂筋1000人パレード(仮称)」を、カジノに反対する諸団体・個人と協力し大きく呼びかけ成功させよう。
    • 9月、政府・国土交通省観光庁・カジノ管理委員会への請願要請行動に取り組もう。
    • 9月30日(土)、『ハマのドン(松原文枝監督)』上映会に取り組もう。
    • 9月29日(金)、12月5日(火)の「カジノ住民訴訟」傍聴行動に取り組もう。
    • カジノに反対する9団体懇談会やカジノ反対の様々な取り組みと力を合わせ、夢洲カジノ計画を撤回させよう。
第4分科会 自治体DX・民営化でなく、命と生活を置き去りにさせない自治体を
  1. 民主主義否定、 腐敗、国家私物化の政治と地域から対決し、政府の戦争政策に協力しない平和で人権が尊重される地域を市民自治の確立でつくろう。
  2. 市民サービス削減・公共サービスの民営化など「公共の破壊」をゆるさず、公的責任を拡充しよう。支援を求める地域の声に耳を傾け、あらゆる地域でフードパントリーをはじめとしたセーフティネットづくりをバネに公的支援を拡充し「公共」をとりもどそう。
  3. 国民皆保険制度を壊し、マイナンバーカードの所持を強制する健康保険証との一体化を阻止しよう。
  4. 介護保険料値上げに反対し、自治体に対する要請や署名に取り組もう。
  5. 物価高騰などにより困窮する市民生活をまもる施策を実現しよう。高校卒業時までの子どもの医療費の無償化、学費無償化、大学生への給付型奨学金の創設、学校給食完全無償化などを要求しよう。子どもの貧困を解消しよう。
  6. 憲法の基本的人権保障の理念、とりわけ生存権を政策の根幹にすえ、政府に新型コロナの検査・治療の公費負担の継続と病院の新設、保健所の大幅拡充など医療・公衆衛生制の抜本的充実を求めよう。高齢者、障がい者施設等の従事者等に対する頻回検査及び入所者を感染・重症化から守る対策の継続強化を求めよう。「コロナ後遺症」に対する生活支援を含めた補償と治療体制を国の責任で整備させよう。
  7. 地域医療構想の中止と公的・公立病院の統廃合リストを撤回させ、公立病院を増設させ、救急、感染症、周産期、小児科、災害、高度医療を充実させよう。
  8. 地方自治破壊・監視社会生み出す個人情報の国家の一元管理やマイナンバー強要に反対し、自治体要請行動を強めよう。
    • 本人同意なく個人情報を企業等に提供する提案募集制度をやめさせよう。
    • 自治体業務システムの統一・標準化にあたっては、住民サービスが低下することのないよう、自治体独自の措置を存続するとともに、将来にわたって独自措置を設けることができるようさせよう。
    • デジタル化にともなって対人での窓口業務を縮小・廃止をやめさせよう。
    • 個人情報保護条例に、自己情報のコントロール権など憲法13条に基づく個人データ保護の権利を保障する仕組みをつくろう。
  9. 大企業が提案しもうける「大規模再開発」でなく、人権尊重を基礎にしたまちづくりを行なわせよう。
  10. 政府の自治体への介入を強め、基礎自治体と地方自治の解体と実質的な道州制の先取りとなる圏域の法制化に反対しよう。
  11. 署名やアンケート運動など街頭・全戸訪問行動などで地域から要求を集め、自治体要請行動、議会請願・陳情に取り組み要求を実現しよう。
  12. 自治体選挙で地域を民主的に変革する運動と結んだ市民派候補を当選させよう 。改憲・戦争・原発に反対し新自由主義の政治を終わらせるため地域変革をめざす会を地域に根ざし拡大しよう。
第5分科会 あきらめない!つながり声を上げ、不安定雇用撤廃へ
  • 不安定雇用撤廃・解雇撤回!あらゆる労働者の命と権利を守る闘いを拡げよう!
  • あきらめない!ユニオンにつながって命と健康を守り、安心して働き続ける権利を守ろう。働き続けられる職場にしよう!
  • 労基法・労安法を守り、ハラスメント・差別の無い職場を作ろう!ハラスメント禁止条約を批准しよう!
  • 「解雇金銭救済制度」をはじめとした労働法制改悪を止め、全国一律最賃1500円・均等待遇を実現し、命と暮らしを守ろう!
  • 物価高に負けない賃上げを労働組合の力で勝ち取ろう
  • 高等教育学費減免、給付型奨学金を拡充し、社会で学生生活を支えよう!
  • 東京総行動 10・27、関東10月29日、関西10月29日団結祭りを成功させよう。
第6分科会 国の原発事故の責任を認めさせ、原発再稼動を止めよう
  1. 全国の原発賠償訴訟を支援しよう。特に高裁判決が連続するこの1年を、原告団全国連絡会や各地の原告団の署名運動・支援行動の強化期間として参加しよう。
  2. 子ども甲状腺がん裁判の支援を各地で具体化しよう。学習会・講演会を開催し、原発放射能の健康被害を伝えよう。
  3. 避難者住宅裁判を支援しよう。仙台高裁への緊急抗議ハガキを取り組もう。財務省・復興庁交渉を継続しよう。「原発避難者の住宅追い出しを許さない会」「住まいの権利裁判を支援する会」の会員になり、裁判傍聴席を埋めよう。 
  4. 各地の街頭行動、社前行動を強化し、老朽原発をはじめ再稼働中止を求める原子力規制庁、エネルギ-庁との交渉を継続しよう。自治体要請を継続しよう。2035年再エネ依存100%をめざすドイツに学び、再エネ政策への根本転換を迫ろう。そのための学習を広げよう。
  5. 汚染水放出8月緊急行動、署名行動を各地で実行しよう。
  6. 原発事故の避難当事者が呼びかける、避難者への医療・介護保険の公費負担制度の継続を求める署名を取り組もう。
  7. 西村トシコさんには夫の死の真相を知る権利がある。もんじゅ西村裁判支援を広げよう。
第7分科会 子育て・教育を公的責任で拡充することを求めよう
  • 給食費の無償化をもとめよう。直営・自校調理で地産地消・食育など内容の充実を求めていこう。
  • 保育士の配置基準の改定、待遇の改善を求めよう。
  • 給付型奨学金の拡大を求めよう。
  • 「子どもにとって最善は何か」という視点で政策を見直し、子どもの声が届くしくみを要求しよう。
  • 地域で子ども・親のつながり、居場所をつくろう
  • 軍事費減らして子育施策の拡充を
第8分科会 “息がつまる”学校はイヤだ!こどもと教育分科会
  • 分断を越え、ともに生きる教育へ!子ども、保護者、教職員にとって“息がつまる学校”を変えよう!

(アピール)

学校が、今ほど日常的に〝息がつまる〟と感じることはこれまでなかったのではないでしょうか。それはこどもにとってだけではなく、保護者にとっても先生にとってもではないでしょうか。

*「同じことを同じように学ぶ学校。みんなのように普通にできない自分が嫌に。その気持ちを言葉にできない苦しさも。」     (こどものときを振り返って)

*「貴重な子ども時代を、もっとのびのびと過ごせる学校であってほしいのに、『将来のため』『こうあるべき』と追い立てられている」(保護者の声)

*「人事評価を気にして、ぶっちゃけて話をしあえる同僚が少なくなってきてる。仕事量も増えている。」 (教職員の声)


教育は、本来こどもたち一人ひとりのためにあるものでは?

知らないことを知ることのできる「学び」は楽しいことであるはず!

どの子も主人公になって、自分の疑問や興味を持つことを楽しく追い求める場が学びには欠かせません。どの子にとっても、学校をそんな場にすることが国や自治体の仕事でなければなりません。

みんなが〝息がつまる〟と感じている根っこは、この学びの原点がかき消されてきていることにあるのではないでしょうか。

こどもたちは大人の社会を鏡のように映し出しています。

こどもたちからこそ、大人は学ぶことができるのではないでしょうか。

学びの原点を取り戻していくには、こどもの声に学び、みんながお互いに横に繋がり、意見交換し、助け合う営みが欠かせません。

こども・保護者・教職員の現実・当事者の声に学び、思いを声にし、横のつながりをつくるとりくみを始めましょう。

そして、こどもたちを分けたり競争させるのではなく、こどもたちを主人公にした教育への施策と財政投入を、国や自治体が当たり前に実行するような社会の実現につなげていきましょう。

今、〝息がつまる〟学校を変えるために、教育を市民の手に取りもどすために、

こどもたちの主体的な学びを見守りながら、一人ひとりができる行動を、始めていきませんか。

第9分科会 24年度介護保険改悪反対 高齢者に寄り添った介護支援を
  1. 必要な人に必要な介護支援を保障するために、要介護区分をやめて保険制度でなく公費負担制度への変革をめざそう
  2. 介護保険財政の国負担25%を50%へ倍増要求しよう
  3. 劣悪な介護労働条件を改善し、介護保障を確保するためにも国の負担で介護職員の大幅賃上げを要求しよう
  4. 第9期での改悪を阻止しよう
    • 利用料の2割負担の所得基準の引き下げを行わないこと
    • 介護保険料の引き上げを行わず一般会計からの繰り入れを認めること
    • 多床室料の保険外し、自己負担を求める改定を行わないこと
  5. 介護保険証・健康保険証のマイナンバーカード一体化 介護保険証・健康保険証廃止をやめさせよう
  6. 5類移行後も、介護施設への無料PCR検査の継続 発症時の入院病床の保障を行わせよう
  7. 介護保険料の値上げ反対を自治体に要請しよう
  8. 第9期改悪反対の厚労省あての署名を集め、厚労省交渉を行おう
第10分科会 「海を越えて 戦争でなく子どもたちに教育を栄養を!」
─地域から子どもや市民の命や暮らしを守るために
  1. 11・17AKCDF35周年の集いに向け、多くの支援者からメッセージを集め、連帯バナーを子全など協力団体と協力して作成する。当日はオンラインで視聴参加する。
    3月平和の集いをオンラインでアバカダと共催で双方の地域の「命と暮らしを守る」取り組みとつないで企画する。
  2. 上記の取り組みに子どもたち・青年たちの取り組み交流を若者主体で作成展開できるようにサポートする。参加できる層を開拓する。
  3. 多文化フェスタなどを通して在日外国人の人権が保障される取り組みと連帯する。
  4. 縫製事業がアバカダの収入源スタッフの生計自立につながるように、製品の種類を豊富化し、地域の取り組みと連動した新たな販売ルート拡大をめざす。定点販売も増やしていく。
  5. 「海を越えて」でリアルなアバカダ情報を届け、会員を広げていく。
第11分科会 国際連帯をつよめ、埋め立て工事を中止させ、辺野古大浦湾を海洋保護区に
  1. 辺野古大浦湾の埋め立て工事を中止させ、海洋保護区にしよう
    • 米国CBD、ジュゴン研究者、環境DNA研究所と協力し、シンポジウムと環境DNA調査を実施する
    • 沖縄県から「Hope Spot」を海洋保護区の対象とするよう政府に働きかけるよう求める
    • ミッションブルーと連携して生物多様性条約締約国会議COP16に向けIUCNに働きかける
  2. オスプレイなどの訓練を中止させ、やんばるの森を真の世界自然遺産にしよう
    • 9月ユネスコ世界自然遺産委員会総会(サウジアラビア)にむけ、米軍廃棄物の撤去とオスプレイなどの訓練中止を求めるキャンペーンをすすめる
  3. 辺野古新基地を断念させ、軍事費削減・教育福祉を充実させよう
    • 玉城デニー知事の、東アジアの友好を目指す地域外交を支持する
    • 「Hope Spot」リーフレットを普及させる。「月桃」歌碑・じゅごんの里ツアーを再開させる
第12分科会 グローバルサウスとの連帯=平等互恵の援助スキームを作ろう!
─その障害=開発協力大綱は撤回だ
  • アジア太平洋・インド洋地域の平和と安定をかき乱す、新たな開発協力大綱を撤回させよう!
  • ビルマ軍政を延命させているODAをすべて即時中止させよう!
  • インド新幹線建設へのODA追加融資を中止させ、事業継続を断念させよう!
  • グローバルサウスの民衆とともに「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)新プランに反対し、平等・互恵の支援連帯活動の強化からODAの廃止をめざそう。
第13分科会 NO!リニア・新幹線全国交通網を活かし安全守るため今すぐ鉄道再国有化を
  1. 環境破壊、税金無駄遣いのリニア・整備新幹線建設を止め、地域公共交通維持再建のための政府予算の大幅拡充を求めよう。改定「地域公共交通活性化再生法」に基づく法定協議会に市民の声を反映させ、廃線を阻止しよう。
  2. JRの安全を監視し、利用者本位のサービスを取り戻そう。
  3. 利用者・市民が決定権を持つ民主的な公共交通を確立するため、鉄道再国有化を実現しよう。
第14分科会 今年の地方選をふまえ地域変革運動を発展させよう
  • 地方選で繋がった地域の市民運動の連携をさらに強めていこう。
  • 新自由主義の自治体政策に反対し、平和な地域をつくり出し、市民が主人公の政治を取り戻そう。
  • 区議会・市議会の傍聴行動をすすめよう。
  • 大規模開発や子ども権利条例など地域の各課題を通しての陳情・請願行動をすすめよう。
  • ジェンダー平等の政策を進めるため、行政への要請行動を行おう。
  • 各自治体に対して統一教会との関係を再度調査し、議会と統一教会の関係を断つことを要求しよう。
  • 次期衆院選・都知事選に向け市民と野党の統一候補擁立を実現し勝利しよう。
第15分科会 日韓「政治決着」では終わらない!
─強制動員問題解決、植民地主義清算に向けてたたかいは続く
  1. 強制動員問題-3.6「解決策」-「政治決着」では強制動員問題は解決しない!
    • 強制動員企業(とりわけ日本製鉄、三菱重工)に、強制動員の事実を明らかにし、被害者に真摯に謝罪するとともに、償いの証としてお金を出し(「財団」への資金拠出を含む)、過ちを繰り返さぬための措置を講じるよう求めていく
    • 日本政府に対し、「解決策」第2項(「強制動員被害者の苦痛と痛みを記憶し、未来世代に発展的に継承していくため、被害者追悼や教育・調査・研究事業などをさらに内実のあるものにし、拡大していくための案を積極的に推進する」)を韓国政府・「財団」が実施するに当たって、強制動員に関わる諸資料を提供するなど必要な「協力」を行うよう迫っていく
    • 大法院判決の意義を広く伝えるためにブックレット『日本製鉄と朝鮮人強制労働』を活用していく
  2. 靖国合祀取消-ノーハプサ第2次訴訟控訴審判決を糾弾し、靖国合祀取消のたたかいを継続する
    • 第2次訴訟上告審に向けて、控訴審判決の不当性を明らかにする書面作成等をすすめる
    • 次世代の遺族(孫世代)などが原告となりノー!ハプサの新たな訴訟を起こしていく準備をすすめ、たたかいの継承・継続を図る(合祀取消いがいの請求趣旨も立てる)
    • 韓国でも日本と並行してノー!ハプサの新しい訴訟を起こす
  3. 遺骨返還-すべての遺骨を家族のもとへ
    • 引き続き沖縄南部の遺骨が混じる土砂を基地建設-埋め立てに使用させないたたかいをガマフヤーと連携してすすめる(自治体意見書・請願書採択、未開発緑地県有化etc)
    • 日本政府が責任をもって、日本軍に動員・戦死させられた韓国人軍人・軍属の遺骨の収集遺骨返還事業を推進するよう求める
  4. 関東大震災朝鮮人・中国人虐殺100年追悼
    • 100周年を機に大震災時の朝鮮人虐殺の真相を明らかにさせ、謝罪と遺族への補償の実行を迫る運動を起こしていく
    • 小池都知事に9月1日関東大震災朝鮮人犠牲者追悼集会に追悼文を送るよう求めていく
    • 関東大震災朝鮮人・中国人虐殺犠牲者追悼の諸企画に参加する
第16分科会 労働者協同組合運動
「労働者一人ひとりが対等に意見を出し合い、支え合える民主的な職場を共につくろう」
  1. なかまや若者たちと協同して地域の民主的拠点となる協同組合事業所をめざそう。
  2. 事業所の枠組みを超えて、交流や学習に取り組み、支え合いの連帯を築こう。具体的な取り組みとして、分科会の討議内容を持ち帰り、共に働くなかまと意見交流しよう。
  3. コロナ感染対策をはじめとする労働安全衛生措置を徹底し、労働者と顧客(利用者)、地域社会の健康と安全を守る事業運営をすすめよう。そのために必要な支援と補償を求める自治体要請行動に取り組もう。
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