4月26日 兵庫ZENKO主催
ネット参加もあり約30人が集いました。
講演内容
医療問題研究会で小児科医の林敬次先生の講演では、コロナウイルスの基礎知識、感染予防の方法等のまず知っておかなければならないことから話され、次に政府の対応の問題点とウソ、感染拡大は基本方針を政府がさぼった結果であることなどをスパッと批判するとともに、日本の医療体制の弱さを指摘された上で、今だまらずに科学的な根拠に基づいて闘っていくことが呼びかけられました。
そのあと交流会では多くの意見や質問がだされコロナ感染症についての学習も深めました。
介護現場・労働現場からの声
また、現場からの声もつむぎデイ、ゴンチャロフ、武庫川園から出されました。
つむぎデイは写真付きで報告してもらい、特に若いスタッフの声は多くの参加者の心に響いた(介護付き住宅に住みながらデイに通っていたお年寄りたちが自宅待機にさせられたので、心配になってその人の顔を見に行ったけど、介護付き住宅の職員に制止されてガラス越しにも会わせてもらえなかったという話)。現場の大変さや思いを国や行政が分かっていないことへの憤りが共有できました。
また、戸別訪問で聞いた声や、中央要請行動・西宮要請行動の報告をして、当日参加者に書いてもらった「国・自治体に訴えたいこと」の内容も発表した。今、緊急事態宣言に反対し行動し声を出していかないと“安倍に殺される”ということを確認する集会になりました。
『緊急事態宣言に対して、国・自治体に訴えたいこと』一言が集まりました。
①介護事業所で勤めています。
利用者減で収入に即響き、事業の存続が厳しい状態です。
利用者減の分の収入補填を100%行ってほしい。でないと閉鎖する状況になる。(Hさん)
②PCR検査と医療が必要な人が安心して受けられるようにしてほしい。
あべのマスクより医療用のマスクやガウンを医療者に届くようにしてほしい。
特別手当よりちゃんと休めるように、病院の統廃合はやめてほしい。
補償がなければ自粛はできないので補償を。自治体は国に要請してほしい。 (Oさん)
③生活補償をしっかりやってください。でないとコロナでない形で命が奪われていく。
必要な人に検査できるようにしてほしい。PCR検査をもっとできるような体制を組んでほしい。 (Aさん)
④さっさと失業給付や生活保護と同様1週刊以内に給付しろ!
もちろんコロナがおさまるまで1か月ごとに10万円を!
不要な自然破壊工事を(特に沖縄)やめ、役立たずの自衛隊は災害復旧防疫隊に改組しろ!
そうすれば壊れたテープレコーダーのように自粛自粛と言わずとも出かける人は減らせます。(Mさん)
⑤自粛のおかげで以前より作業が多くなった。正直しんどい。休職したい。10万円支給だけでなく、消費税0%にすべき、自営業フリーランス人全員に無返済融資を行うべきである。(Kさん)
⑥企業に対する補償がないため給料減らし派遣切りなどが起きている。社事にきちんと対応しどうすればいいか、検証する体制を作らないと、勝手に判断して首切り、給料を払わないことが起きる。(Aさん)
⑦独裁政治の準備、国民の声・行動等の基本権を制限する悪事、に反対します。(Iさん)
4月29日 枚方市民の会主催
市民会館や公民館が使用中止で会場が借りられず、市民の会事務所を中心に、くずは・香里ヶ丘のお宅で数人集まり初めてzoom会議です。市民の会読者や、仲間、訪問行動でお誘いした方などあわせて20ヶ所以上・40名をつないでのチャレンジでした。
講演内容
医問研の高松Drのお話も非常にわかりやすく、日本は検査数が圧倒的に少ないこと、子どもの感染率が低いことなどデータをあげて説明していただきました。
政府のコロナ対策の失敗のうえでの緊急事態宣言はおかしいとの先生のお話で、みんなすっきりしました。
質問・意見
質問や意見では、「学校では、新学期でまだ担任発表されていない。5月7日に会議で11日から再開か?とずっと混乱している。」(中学校教師)
「子どもが喘息で、不安。学力の問題は自己責任になっている。」(学童の母親)
「地域包括支援センターの職員も出勤する日が減り自宅で待機しているが給料が6割になるという話を聞いた。あとは小規模デイはマスクも足りず、利用者さんも減り大変なことも聞いている」(すずらんメンバー)と話がつきませんでした。
今後の取り組み
終わりに、今後の取り組みとして、今日の学習会の意見もふまえ、5月初旬に要望書を出そう。
5月10日「命・健康・生活守れ!市民の集い」の参加を。
そして、5月27日、枚方市へのワンデイアクションを行おう!
毎週土曜日のミーティングに参加を呼びかけました。
さらに、5月3日憲法記念日は、交野イズミヤ→枚方市駅→樟葉駅→寝屋川市駅と、リレートークをみんなで行い、緊急事態宣言NO!コロナに予算をまわせと訴えて行きたいと呼びかけました。
感想
感想にも、「やっぱり、あんな宣言はいらんかったんや」や「学校での感染が少ないことは新鮮だった」と書いてくださる方もおられ、自粛自粛で自己責任のやり方に声をあげることが必要と思いました。
枚方戸川
4月29日 平和と民主主義をともにつくる会・大阪主催(大阪市内)
小児科医の林敬次さんをお招きしてコロナから命と健康を守るつどいを 約70人(ネット市長を含む)で開催しました。
講演内容
林さんの講演では、コロナウィルスは、症状が出る3日前から感染の可能性があることからして検査数を増やす必要性を指摘されました。しかし、緊急事態宣言後、検査数の伸び
よりも患者数の伸びが大きくなっているのは、緊急事態宣言を有効に見せるために検査数を制限したか、患者数の増加に検査が追い付かなくなったかということになり、どちらにしても検査数が少なすぎることを示しています。また、日本の医療体制の問題としてICUベッド数、看護師、医者の不足があるにもかかわらず、公的病院の3分の1に当たる440病院を減らす計画もあり、新型コロナ問題を機会に、医療体制作りの要求を進めていくことが確認できました。
要請報告、介護現場からも実態報告
後半の時間では、中央要請行動、大阪府、大阪市への要請行動の報告や、地域でアンケートで声を集めて要求をぶつけていくことなど、取り組みを報告し、参加された方からも意見、介護現場の実態の報告あり、継続した取り組みの強化が必要であると確認できました。
感想
今回、初めての参加の方や、久しぶりに会えた方も多く、「わかりやすかった」「友人に伝えたい」「皆さんはっきり発言しておもしろい、いい会だと思った」「ミーティングに参加したい」「要請行動に参加したい」などの感想がありました。自粛ムードを跳ね返し、生きるための行動を一緒に作っていきたいと思います。