7.26ワンデーアクション
第49回平和と民主主義をめざす全国交歓会、2019ZENKOin東京が、7月27日から28日にかけて東京都内の日本教育会館や星陵会館をメインに開催されました。前日の26日には、中央省庁要請行動のワンデーアクションも取り組まれました。2019ZENKOin東京には約500人が、ワンデーアクションには約100人が参加しました。
ワンデーアクションには、参議院議員会館前のスタート集会から約70人が参加し、これまでにない延べ100人を超える参加で成功しました。
内閣府への辺野古新基地NO署名の提出や防衛省交渉、反原発・放射能被害や労働争議本社行動など、10の省庁・自治体と5企業・法人に対する要請・交渉・抗議の行動に取り組みました。沖縄の平和市民連絡会の上間芳子さんをはじめ、原発被災者・避難者や争議を闘う労働者、介護事業者など、各課題の当事者を集め迫力ある内容をつくりだしました。またフィリピンのポール・ガランさんからもフィリピンで集められた辺野古新基地NO等の署名の提出が行われました。全交の特徴的な対政府運動として今後も大きく発展させる一歩を踏み出せることができました。
日本原子力発電 スタート集会 内閣府 総数9301筆を提出 防衛省 防衛省 厚生労働省(介護) 国土交通省 まとめの集会 参議院議員会館 まとめの集会 韓国 青年ユニオン
開会集会
7月27日、日本教育会館では、開会集会、メイン集会、コンサートが開催されました。
10時30分からの開会集会は、第1部のオープニング企画として、全交運動のこの1年間の闘いを振り返るパワーポイントが披露されました。河辺友洋実行委員長による基調・全体重点方針・決議案が提案され、国内外ゲストの紹介が行われました。
そして連帯挨拶として、社民党福島みずほ副党首、共産党藤原正明神奈川県委員会書記長、MDS佐藤和義委員長、土屋のりこ足立区議会議員、村田弘福島原発神奈川訴訟団団長、金生華東京朝鮮中高級学校教務部長が続きました。
第2部は、東アジアの平和、国際連帯活動報告に続いて各地域から恒例の1分アピール(18団体個人)が行われました。そして、最後に「命の連帯」の合唱。DSAのビルさんは、「この曲は社会主義の曲だ。動画をください」と大好評でした。
基調提案 社民党 副党首 福島みずほさん 民主主義的社会主義運動 佐藤和義さん 福島原発かながわ訴訟原告団長 村田弘さん 東京朝鮮中高級学校教務部長 金生華さん 開会集会
安倍NO! 平和な地域を作り出そう!開会集会
安倍NO! 平和な地域を作り出そう!開会集会
安倍NO! 平和な地域を作り出そう!
メイン集会
昼休憩をはさんで13時からのメイン集会は、国内外の招請ゲストからの活動報告が行われました。
米国DSA民主主義的社会主義者のビル・イェイツさん、イラクからイラク労働者共産党のサミール・アディルさん、韓国の代案文化連帯からユ・ミヒさん、沖縄から平和市民連絡会の上間芳子さん、フィリピンからは、MAPALAD KA(戦争と貧困に反対する親と子市民運動)のポール・ガランさんから報告が続きました。
国内外でグローバル資本による命を軽視した戦争政策と排外主義が広がっていることを共有し、民衆の分断が進む中で国際連帯が重要であること、闘う術として地域での戸別訪問活動等による市民一人ひとりとの対話を通した社会変革を進めていくことを具体的に討議することができました。
このメイン集会では、ZENKO東京にDSA(アメリカ民主主義的社会主義者)旋風が吹きました。
沖縄平和市民連絡会 上間芳子さん 韓国 代案文化連帯運営委員長 ユ ミヒさん フィリピン ABAKADA ポール ガランさん ともにつくる会大阪 山川よしやすさん ともにつくる会東京 土屋のりこさん DSA(アメリカ民主主義的社会主義者)
ビル イェィツさんイラク労働者共産党 サミール アディルさん 「月桃の花」歌舞団
コンサート
18時からコンサートが始まりました。
“うたい つながろう!おどり うごかそう!未来へのドアをノックする 2019ZENKOコンサート”と題して企画された今年のコンサートは“2019ZENKO”のコンセプトを体現するステージとして成功を収めました。アメリカDSAのドアノッカーズにヒントを得て、出演者がドアをノックして登場し、苦悩や困難にさらされ続けている若者が前向きになっていく過程を表現した演出は好評でした。
ジュゴン保護キャンペーンセンター 海勢頭豊さん 韓国 代案文化連帯 韓国 希望連帯労組 フィリピン ABAKADA ポール ガランさん
分科会
翌28日(日)午前9時30分からは、会場が4か所に分かれての分科会が正午まで行われました。
分科会のあと、午後1時から交流の広場が開催されました。分科会と交流の広場のテーマはこちらをご覧ください。
15時から、星陵会館ホールで「総括集会」が開催されました。
「民主主義的社会主義は可能だ」と題したディスカッションを通じて、今回のZENKOの主要テーマである「民主主義的社会主義」について、参加者全員で理解を深めることができました。DSA(アメリカ民主主義的社会主義者)のビル・イェイツさんは「民主主義的社会主義の意味は民衆が勝利すること、人のことを気使う世の中をつくること、国家間の粉争を戦争せずに解決する世界、すべての国が共存できるシステムということだ」とその展望を示し、韓国代案文化連帯のユ・ミヒさんは「政治権力が強要するのではなく、民衆自らが選択する社会。教育、言論、文化芸術を通じて、資本主義ではない社会ができる」と代案文化連帯が目指すものを語られました。日本のMDS(民主主義的社会主義運動)を目指しているものが、国際的にも広がっていることが確認されました。
すべてのプログラムが終了し、場所を味覚糖UHA館TKP溜池山王カンファレンスセンターに移し、「フェアウェル・パーティー」が18時から開催されました。

2019ZENKOin東京 基調、重点行動方針、決議はこちら