【詳報】11.5 パレスチナ虐殺即時停止・首都圏行動&ファナック全国一斉抗議行動 ~パレスチナ・ガザ停戦合意を恒久停戦へ!~

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首都圏行動

◆東京駅前行動

▸JR東京駅丸の内北口に集合。約30人。こういう行動に何回も来ている人もいたが、初めて参加したという人も7、8人いた。名刺交換などして話しを進めた。

▸東京駅広場でのパフォーマンスは、最初から警察が待ち構えていて、「ここでは行動はできません」と言ってきたが、「記念撮影だ」と言って対応し、持参の横断幕類はほぼすべて掲げ、「フリー・フリー・パレスタイン」「イスラエルはガザ虐殺やめろ」「イスラエルは停戦破り止めろ」「トランプは停戦やブルに加担するな」「ファナックは武器製造機械をイスラエルに輸出するな」などを、コールを繰り返し行った。警備員らが「これは集会になっている」などと妨害に来た時点で、終了した。

◆厚生労働省要請行動 GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)抗議行動

今まで、2回交渉を行っていたのですが、業務多忙のため時間が取れないということで交渉に応じない状況が続いていましたが、他団体が国会議員を使って交渉を要請したら受けるのに、どうしてZENKOの要請には応じないのかと追及して、今回、会議室の都合で20分でお願いしたいということで、交渉が実現しました。

私たちは、関西から参加の2名を入れて9名での交渉になりました。時間は40分になりました。会議室の都合はうそだったことになります。

交渉の内容は以下のとおりです。

1.私たちの年金基金で、イスラエルの国債を2200億円、イスラエルの殺人企業の株を8800億円購入している。国債は、イスラエルの予算になり、その予算で武器を購入し、その武器でパレスチナ人を虐殺している。つまり、私たちがパレスチナ人のジェノサイドに加担していることになる。厚生労働省の見解はと質問。 

厚生労働省は、しばらく沈黙後、年金基金は、利益最優先で他事考慮はできないことになっています。

つまり、儲け優先でそれ以外のことは考えてはならないことになっていますとの回答。

それは、回答になっていないと追及。

2.国連は、ビジネスと人権についての見解(簡単に述べると、人権を無視して利益を追及してはダメという見解)を出し、厚生労働省も参加した政府の会議を開いている。そこで政府としても対応する旨を確認している。厚生労働省は、GPIFに対してその旨を指導したのか?と質問。

厚生労働省は、

GPIFに対して、どうしたのかは、よくわからない

とのこと。次回までに調査して、回答することになった。GPIFの反応も含めて。

3.ESG(Environment(環境)・Society(社会)・Governance(ガバナンス))投資について、厚生労働省もこの視点は尊重することになっている。ところで、イスラエルの国債を買うこと、イスラエルの殺人企業の株を買うことは、ESG投資に該当するのかの質問。

厚生労働省は、また同じ回答。

年金基金は、利益最優先で他事考慮はできないことになっています。つまり、儲け優先でそれ以外のことは考えてはならないことになっています

との回答。

それでは、イスラエルの国債購入、イスラエルの殺人企業の株を購入することは、ESG投資になっているとの考えかと追及。

4.厚生労働省は、260兆円を運用する世界1位のGPIFの投資実績は、ちゃんと報告されているのか? あいまいな回答。GPIFの投資がESG投資になっているのかチェックしているのか追及。

5.10月6日付でGPIFのインパクト投資検討という記事で、GPIFの理事長は環境社会 目標を重視したアプローチが最終的には経済の成長資本主義の成長につながるという考えを示しているということですから、社会課題の解決と目指す収益性の向上、年金支払いの活用ということが両立するという立場にたつと言っているのであるから、この視点でも、GPIFの投資のチェックだ必要ですと追及。

6.イスラエルの国債が、デフォルトしたら、誰が責任を取るのかを質問。

厚生労働省回答、

誰も取らない

とのこと。私たちは、損害賠償で訴えると抗議。

7.今後、社会的にも闘う。東京総行動でも要請行動を行う。

私たちの年金基金で、イスラエルの国債を購入し、イスラエルの殺人企業の株を購入していることを大きく宣伝し、社会的闘いを広げ、一日も早く、イスラエルからの撤退を実現したい。

またGPIFは、交渉を拒否しているので、抗議行動を行いました。

◆イスラエル大使館

▸約20人の参加で取り組んだ。参加者の中には、何十回もこの場に来ているという人もいた。

▸横断幕を出し、「フリー・パレスチナ」など連呼し、午前中に取り組んだファナックへの要請行動や、厚生労働省・GPIFのイスラエルへの年金投資問題についての交渉・抗議行動などの報告を受けた。

▸代表者5人でイスラエル大使館に向かった。郵便ポストはないため、要請書1通とZENKO関東が集めた抗議ファックス数十枚をまとめた封筒1通を、大使館の門扉に置いた。

◆アメリカ大使館

▸約20人参加。表通りでビラもまきながら、「フリーフリー・パレスタイン」「イスラエルは虐殺止めろ」「停戦つぶしを止めろ」「トランプは加担するな」などコール繰り返し抗議した。その後、20メートルほど大使館に近いところまで移動し、スローガンを連呼し抗議。

▸最後に表通りに戻り、年金投資問題行動の報告やファナックを追い詰める今日の全国、全世界の行動の意義を確認した。またガザ虐殺に反対するマムダニ候補がニューヨーク市長に当選してトランプに大打撃になっていることを確認し終了した。

◆ロシア大使館 ◆ウクライナ大使館 

▸午後はロシア大使館とウクライナ大使館への行動に7名で取り組んだ。14:15からのロシア大使館抗議要請行動では、大使館前で「カチューシャ(反戦歌)」を歌った。職員が対応し、要請文受け取った。

▸その後15:45からウクライナ大使館行動を行った。事前に要請の設定を行っていたが不在であり、要請文をポストに投函し、16:15に行動を終えた。

▸行動は管轄の警察署に伝わっていて、署員が要請は5人グループでと指示され、2グループに分かれて行うことになった。大使館行動で職員に要請文を渡すのは、なかなか難しいと感じた。

行動概要

<首都圏行動概要>
▸8:00 ファナック日野支社 抗議要請行動
▸10:00 ファナック横浜サービスセンタ 抗議要請行動
▸10:00 厚生労働省 交渉・抗議要請行動
▸11:30 GPIF前抗議行動
▸12:30 東京駅前 パレスチナ連帯アクション
▸13:00~以下の行動に分かれる
Aコース抗議要請行動   
A-1 ファナック前橋支店 抗議要請行動
A-2 ファナック筑波支店 抗議要請行動
A-3 ファナック浦和サービスセンタ 抗議要請行動
Bコース
イスラエル大使館 抗議要請行動
アメリカ大使館抗議要請行動
Cコース
ロシア大使館 抗議要請行動
ウクライナ大使館 要請行動

<ファナック全国一斉抗議行動概要>
首都圏行動 ファナック事業所5カ所…上記<首都圏行動概要>の通り。
地方行動  ファナック事業所8カ所
Dコース
ファナック山梨サービスセンタ(本社)抗議要請行動
忍野(おしの)村役場・議会 要請行動
E・1コース…ファナック大阪支店 抗議要請行動 
→大阪市役所前街頭宣伝行動 
E・2コース…ファナック枚方サービスセンタ 抗議要請行動  →大阪市役所前街頭宣伝行動
Fコース…ファナック北海道支店 抗議要請行動
Gコース…ファナック中国支店 抗議要請行動
Hコース…ファナック広島支店 抗議要請行動
Ⅰコース…ファナック名古屋支社 抗議要請行動 
→ファナック名古屋サービスセンタ 抗議要請行動

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