【報告】スピーキングツアー東京北部集会 具志堅隆松さん「主権者として声をあげていこう」

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ZENKOスピーキングツアー2日目は具志堅隆松さんから報告を頂きました。

台湾有事発言は大問題。真っ先に戦場になるのは、沖縄、そして日本全国だ。そして戦場に行くのは自衛隊員たち。確実に戦争に向かう中、主権者として戦争反対の声を上げていこうと訴えられました。
集会はオンライン参加も含め、約100名が参加!

スピーキングツアーはまだ続きます。
ぜひ後半の集会にもご参加ください!
https://zenko-peace.com/st

【具志堅隆松さんさん お話の要旨】

アジア太平洋戦争では戦争を止めることができなかった。むしろ戦争に市民が加担していた。当時はだれも声を上げることができなかったからだ。遺骨を掘りながら「どうして殺されなければいけなかったのか」と考えさせられた。しかし今は声を上げることができる。それは「主権在民」を掲げた憲法があるからだ。戦争は絶対させていはいけない。気がついていない人もにも広げていかなければいけない。

戦争に向かっていく状況に、基地のそばに住む住民は不安を抱えてる。その不安が抗議になり、集会になった。西日本ネットワークが結成され、10月に祝園で大きな集会となった。東日本、北日本と、西日本から連帯を広げ、二度と戦争させない。日本には50以上もの原発があり、貿易大国だ。戦争になったら皆が死に食べ物もなくなる。日本は戦争できる国ではないのだから、戦争すべきでない。

3月30日の米長官と防衛省との会談で、米国は「西太平洋有事の際は日本は最前線に」と発言。中谷防衛省長官は「大成功」。引き受けたということだ。台湾有事は地域紛争ではない。日本全体が戦場になる。米国はさらに「自衛隊の協力がなければ中国を防げない」と発言もした。つまり、日本の自衛隊が協力しなければ、戦争は起きないということだ。日本から戦争させないと声を上げることが戦争を防ぐ道だ。

高市首相の台湾有事発言は問題発言であり撤回すべきだ。中・台問題は国内問題である。日、米、といった外野がいなければ、両国は自ずと平和的に解決する道へ進むと思う。外部が煽るのではなく、委ねることが正しいやり方だ。
高市発言をきっかけに「存立危機事態」が周知された。それは日本が戦争になるということだ。できるだけ一般の人にわかりやすく伝えていくチャンスだ。

高市首相の台湾有事発言について、沖縄では「ただで済むはずがない」と考えている。
沖縄はこれまで中国と仲良くやってきた。中国と戦争すべきでないと皆が思っている。最前線に送られる自衛隊の家族や自衛隊本人が一番不安に感じている。与那国町議選でミサイル持ち込みを拒否する人が当選したが、与那国島に住む自衛隊員も投票したと思うほどの結果だった。私は自衛隊員の命を守りたい。そのためにも戦争に反対だ。

辺野古基地建設について、国はできないとわかっていながら推進している。埋め立てが始まったとニュースになったが、岸に近い場所。軟弱地盤のある部分の工事は中断している。南部の土砂について、業者に聞いたところ売れないといっていた。世論があるからだ。南部の土砂は今は使われていないと思う。

主権者として戦争を拒否していかなければいけない。主権者意識に目覚め、戦争反対のスイッチをみんなが入れることが大事だ。多くの人に日本が戦争に向かっていることを知ってほしい。