【報告】占領・虐殺にNO! パレスチナ労働者とつながろう!ZENKO国際オンライン集会

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質問への回答

先日のアローシュ集会でチャット等で出され回答の時間がなかった質問(合計29件)について、全てアローシュさんに送付したところ、早速回答が寄せられました。

パレスチナ労働者闘争ユニオン〔PWSU〕ムハンマド・アローシュ氏の回答

第一部:生活・人道状況

1.避難民への食料・生活必需品の確保

トゥルカレムやジェニンの難民キャンプで起きていることは、単なる一時的な軍事作戦ではなく、社会的基盤そのものを体系的に破壊する行為です。強制移住の後、最低限の食料や生活必需品は、民衆委員会、市民団体、労働組合、そして国内外からの連帯支援によって確保されています。しかし率直に言って、被害の規模は利用可能な能力をはるかに上回っています。食料、衣類、医薬品はいずれも深刻に不足しており、侵略の継続や道路封鎖のため、この壊滅的状況は1年以上にわたり、抜本的な解決のないまま続いています。

2.過酷な状況への対応(寒さ、子どもの死亡)

極めて深刻な人道状況に直面しており、対応は主として緊急支援、とりわけ食料と暖房手段に集中しています。しかし、安全な回廊の欠如、医療インフラや医療センターへの攻撃によって、介入の効果は大きく制限されています。はっきり強調すべきなのは、パレスチナの子どもたちの死亡は自然要因によるものではなく、包囲、飢餓政策、そして意図的な侵略の直接的結果だということです。

3.教育の現状と子どもの学習権

占領によって多くの学校が破壊され、広範な閉鎖が強いられ、何千人もの子どもが継続的な教育を奪われています。私たちは、今日のパレスチナにおける教育を、忍耐と市民的抵抗の一形態と考えていますが、資源、インフラ、そして必要な国際的支援が著しく不足しています。

4.子どもへの教育支援

緊急教育の取り組み、地域学級、心理・教育支援プログラムが、教師やボランティアによって行われています。私たち労働組合や国民的諸機関としても継続的な活動を行っています。これらの取り組みは重要で不可欠ですが、十分ではありません。教育を受ける権利を守り、その継続を保障するために、実効性のある国際的支援が必要です。

5.障がい者の状況

障がいのある人々は、侵略下で最も周縁化されている集団の一つです。移動の困難、治療の深刻な不足、専門的サービスのほぼ完全な欠如に直面しています。イスラエル占領は、この人々に対していかなる人道的・法的配慮も示さず、国際法や条約に対する明白な違反を行っています。

6.労働者家族(女性・子ども)の状況

失業と収入喪失は、多くのパレスチナ家庭に経済的・社会的崩壊をもたらしました。女性は生活面・心理面でさらなる負担を背負い、子どもたちは早期就労や就学中断の危険にさらされています。これらは、パレスチナ社会を貧困化させることを目的とした占領の経済政策の直接的な結果です。

第二部:労働・労働組合活動

7.パレスチナ人雇用主の存在

はい、パレスチナの民間部門は存在しますが、経済主権を欠いた抑圧的環境で活動しており、破壊、没収、制限に絶えずさらされています。そのため、安定した、まともな雇用を創出する能力は大きく制約されています。

8.パレスチナ労働者が働く分野

パレスチナ労働者は、農業、建設、サービス、保健、教育、石油化学、軽工業など、さまざまな分野で働いています。以前は多くがイスラエル労働市場で働いていましたが、規制強化により30万人以上が職場に行くことを禁じられました。彼らは搾取的な条件の下、社会的・労働組合的保護もなく働かされていました。

9.能力形成プログラムへの女性の参加

女性の参加を強化するため、体系的に取り組んでおり、この分野では目に見える進展もあります。しかし、占領や社会経済的条件が、より広範な参加を依然として妨げています。私たちは、女性のエンパワーメントが労働組合・社会闘争の中核であると強調します。

10.労働者の権利回復の事例

不当解雇問題の解決、未払い賃金の回収、最低賃金適用への圧力などに成功してきました。また、「パレスチナ労働法」や「労働組合組織法」の改正案に詳細な意見を提出し、「社会保障法」の再制定と施行の必要性を一貫して訴えてきました。これらは、労働者の権利に敵対的な環境の中での重要な成果です。

11.女性労働者の課題と女性リーダーシップ

女性労働者は、差別、法的保護の弱さ、セクハラ、社会保障の欠如に苦しんでいます。パレスチナ労働者闘争ユニオンでは、形式的ではなく、意思決定や日常的闘争の現場における実効的な女性労組リーダーの育成に力を注いでいます。

12.国際労働機関(ILO)の役割

ILOは侵害を明確に記録し、占領がパレスチナ労働者の権利享受の最大の障害であることを認めています。しかし問題は診断ではなく、イスラエルに対する拘束力や責任追及の仕組みが欠如している点、そして組織内における二重基準にあります。侵害が認められても、それを止める実際の措置が取られていません。

第三部:パレスチナ解放機構(PLO)

13.パレスチナ政府の有効性

政府は、土地や資源に対する実効的支配を欠いた強制的条件下で活動しており、封鎖、イスラエルの措置、パレスチナ資金の略奪政策の下で、本来の役割を果たすことができません。占領こそが、実効的な政府運営を妨げる最大の要因です。

14.PLO内での私たちの役割

私たちは、パレスチナ人民の正当かつ唯一の代表であり、自由、占領終結、独立国家樹立のための民族闘争を率いるPLOの中で、不可欠で積極的な一部をなしています。労働者の権利擁護は民族解放闘争と不可分であり、民族解放の課題と社会的正義を結びつけて取り組んでいます。