共謀罪法案が国会最大の山場を前にした週末、東京の包囲行動。ぜひ、その輪に加わりたいと、参加しました。12時に到着。14時からの集会は、4つのステージに分かれて、国会を包囲。ZENKOはBの首相官邸前。14時までの時間は、Bのステージ前では、関東の月桃の花歌舞団がエイサーなどで場を盛り上げ、私たちは、7/29-30のZENKO大会のリーフ宣伝に駅からやってくる人たちに手渡す。次から次からのぼり旗、プラカードなどを持つ人波にリーフも早々に配り切る。
14時集会が始まった。主催者から、今朝辺野古ゲート前でも大集会、1800人が集まったとの報告にまず、みんなで大きな拍手。発言は、沖縄からは、ヘリ基地反対協の安次富さん、稲嶺市長。辺野古土砂搬出反対全国連絡協は「どの故郷にも戦争に使う土砂は一粒もない」の大きな横断幕を掲げ、本土から沖縄の闘いと熱く連帯した取り組みを作っているとアピール。
沖縄への数々の弾圧、山城博治さんの不当逮捕、長期拘留、ここに映っているのは誰か、名前を言えとの強要、すべて共謀罪の先取りの弾圧、運動つぶしへの怒りが、発言者の方々からほとばしる。稲嶺市長は、翁長知事が工事差し止めの裁判について具体的に発言したことにも触れ、「勝つ方法、絶対諦めないこと」という沖縄の合言葉で力強く締めくくられた。
共謀罪についても、学者、野党議員、弁護士などたくさんの方からの、一般市民を黙らせる、委縮させ、運動をつぶす、とんでもない法案だということがいろいろな角度から語られた。アムネスティの女性が、アムネスティのトルコ支部長が、最近、独裁者エルドアン政権のもとで、不当逮捕されたと言われていた。ISと関わりがあるアプリがあったとか、何とかという理由らしいが、これが共謀罪だとぞっとした。ラインや、メール、ネットの閲覧履歴などを覗いて、何らかのでっちあげ「証拠」で逮捕。すぐそこにせまっている日本の状況は、同じだ。日本ペンクラブ(浅田会長)の方も、国際ペンクラブが、日本の共謀罪法案に強い懸念を表明、これは異例のことと発言された。弁護士の方が、安倍政権は国際条約批准のために必要だと言いながら、その国連人権特別報告者、ジョセフ・カナタチ氏の「共謀罪法案はプライバシー権侵害の恐れあり」との書簡に対し、感情的に反論するのみという世界に恥さらしをしている実態を首相官邸に向かい、強く抗議。
野党4党は、この国会終盤必ず廃案に向け全力で闘うと固く手をつなぎ合った。市民のこの18000人のエネルギー、そして、沖縄。辺野古を始め、全国の街頭で取り組まれている共謀罪を廃案へ!のうねりが国会内外を結び、必ず勝つ、諦めない、安倍を倒す!と確信して、熱い半日の行動に快い疲れで熟睡しつつ新幹線で帰路につきました。
大阪市・T