6・4「もう黙ってられんで尊厳ある暮らしを守る集い」報告

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6月4日城東区内で「もう黙ってられんで尊厳ある暮らしを守る集い」~負担増をストップさせ、必要なケアが受けられる介護保険制度に変えよう! 医療・介護従事者・当事者・家族、そして市民の力を合わせましょう〜を開催しました。

基調報告では安倍政権の2025年問題を前にした大改悪案、介護保険の適用を介護3以上として介護2以下は保険サービスから外して自治体へ。全体の2/3を占める介護2以下の人たちの適用を外して費用の4割を削減することを狙っています。「保険料あって介護なし」の国家的詐欺が行われようとしている。しかし、財源がな50%いというのは嘘で発足当初から黒字。介護保険を支える国の25%負担を50%に増やせという要求をしていく必要があると提起されました。

訪問介護を担う現場のレポートでは100歳近い寝たきりの方が一人で家で生活したいと強く希望されて、1日3回の訪問で在宅生活を支えている。経済的にも厳しいが家族と会議を度々しながら支えている。安倍政権のやり方はこういった一人一人の人生の最後を支える介護を切り捨てていく。本当に怒りを感じると具体的な実践を報告。

質疑も活発に行われ、年を取るのに自立を強要するのは全く逆、安倍のめざしているのは資格もない地域のボランティアを頼りに在宅で過ごさせること。一方で地域を丸ごと施設化するような巨大医療介護法人をつくって公的福祉を切り捨てて民間が儲けられる部分はどんどん儲けていくやり方であることも明らかになりました。

後半の「もう黙ってられんで!私の一言」の時間も予想を超えて13人の方からな率直な怒りの発言が続きました。障害を持つ方から行政の対応への不満や将来の不安、「事業所を立ち上げたが、やっと軌道になったかと思えば介護度が下げられ報酬切り下げで本当にしんどい」、「無資格者に介護を担わせるのは事故死が増えるのは目に見えている」など発言が相次ぎ「介護現場のことは今までよくわかっていなかった。安倍は福祉を切り捨てて戦争に向かっているその介護現場の実態がわかって今日は本当に良かった」など安倍政権の福祉切り捨て戦争推進の実態とそれへの怒りが参加者全員で共有できました。

今後2017 ZENKO in 東京での介護保険改悪反対の署名提出行動や分科会などへの参加、9月大阪市会への要請など運動を強化していくことを確認しました。

主催 「尊厳ある暮らしを!」連絡会  平和と民主主義をともにつくる会・大阪