ラファ攻撃やめろ!殺すな!即時停戦の緊急抗議行動を

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これ以上、殺すな!

イスラエルはガザ南部ラファに対する攻撃を開始。
破壊された住居で、子どもを抱き締める男性
(AFPAFP時事2024年5月9日)

▸5月6日夜、イスラエル・ネタニヤフ政権は、パレスチナ自治区ガザ南部・ラファ攻撃を開始しました。7日にはラファ検問所へイスラエル軍戦車を突入させ、既に多くの犠牲者が出ています。CNNによれば、これまでに27人が死亡(女性6人・子ども9人)。生後4カ月の赤ちゃんと6歳と8歳の子どもの遺体がクウェート病院に運ばれ、17人が負傷。民家への攻撃では一家の5人が殺されています。また別の民家への空爆でもは10人が死亡。凄惨を極める殺戮行為が進められているのです。

▸イスラエルは2月12日にも、ラファに大規模な空爆を行っています。この時、空爆の他、戦車や戦艦なども攻撃に加わり約100人が殺されました(ロイター通信)。イスラエルは、昨年10月7日以降、ガザ地区北部に攻撃を加えパレスチナ市民を南部へと追い詰めてきました。現在、ガザ地区全人口の半数を超える140万人あまりが逃げ場のないラファに密集しているのです。

▸国連のグテレス事務総長でさえ、早くからイスラエル軍によるラファ攻撃は「壊滅的な結果」を招くと警告してきました。イスラエルによる国際法違反の殺戮による犠牲者を、これ以上出させてはなりません。今すぐにラファ攻撃をやめさせ、イスラエル軍をガザ地区から完全撤退させなければなりません。

休戦合意に背を向けるイスラエル

▸現在、休戦交渉が粘り強く進められています。ハマスは4月6日、「パレスチナ人の最低限の要求」が盛り込まれたとし、休戦案を受諾すると表明していました。休戦案には、人質などの相互解放、イスラエル軍のガザからの撤収、恒久的停戦などが盛り込まれていました。▸ところがイスラエル・ネタニヤフ政権はこれに背を向け、ラファ攻撃を一方的に行ったのです。ネタニヤフは、こまでも「ガザでの戦闘休止合意の有無にかかわらずラファに対する攻撃を実施し、ハマスを壊滅させる」と言いづけてきました。

▸ネタニヤフ首相は8日、バーンズ米中央情報局(CIA)長官に対し、イスラエルが拒む「戦闘終結」が明記されていることなどを理由に休戦案を拒否することを正式に伝えています。

ネタニヤフのいう「ハマス壊滅」は口実です。パレスチナ市民のせん滅、パレスチナ自治区からの完全な追い出しを進めようとしているのです。

〝終わりなき一方的殺戮の果て〟には、罪なき市民の屍が累々と積み重ねられるだけです。

イスラエルを支える米国・日本政府

▸米国政府はどうでしょうか? カービー大統領補佐官は、ラファ攻撃について「限定的なものだったと聞いている」と述べ、これを追認。バイデン大統領は、米国内の多くの大学から市民・労働者に広がる「イスラエル関連企業への投資引き上げ」要求の運動を弾圧しています。

▸では、日本政府どうでしょう? イランのイスラエル攻撃の時には、早々とイランを非難する外務大臣談話を発表したにもかかわらず、今回は口を閉ざしています。イスラエルにラファ攻撃をやめるよう働きかけ、即時停戦を促す動きはまったくしていません。

それどころか、防衛省によるイスラエル製の軍用ドローン購入などを画策しています。またイスラエルに武器供給を進めるイギリスやイタリア企業と三菱重工を組ませて、次期戦闘機の共同開発から武器輸出を進めています。

▸日本とイスラエルは、早くから深い協力関係を結んでいます。2021年、日本からイスラエル企業への投資額は過去最高の29億4,500万ドル(約3,400億円)に増えました。これは海外からイスラエル企業への投資額全体の15.8%を占めています。

▸さらにガザ攻撃などで軍事費が増大し財政が厳しくなったイスラエルを、万博協会が用意するパビリオンを提供し支えようとしているのです。岸田政権は、戦費調達に苦慮するイスラエル政府を、実質的に支援しているという意味で同罪です。

◆岸田政権に、イスラエル政府に〝即時停戦〟を要求するよう働きかけよう

▸イスラエル・ネタニヤフ政権によるラファ攻撃は一方的な大量殺戮に他なりません。21世紀における最大の戦争犯罪であり、これを許すことは出来ません。イスラエル軍のラファ攻撃を即時に中止させ、パレスチナ・ガザ自治区からの撤退を今すぐ実行させなければなりません。

▸先に述べたように、日本はイスラエル政府や財界と深く関係を持っています。岸田政権に、停戦に向けた強い措置を実行するよう求めましょう。イスラエルに対する経済制裁措置を求め、休戦協定に応じない場合、イスラエルに対して資本の凍結・引き上げを行うよう岸田政権に突きつけさせましょう。国会でも緊急にイスラエル非難決議を採択させましょう。

▸米国の大学生や、世界中の人々が〝パレスチナ攻撃・虐殺をヤメロ〟と声をあげ、行動しています。私たち市民の力は、世界を結び平和を実現していく力を持っています。地域で、デモやスタンディングなどが取り組まれています。みなさん、一緒に行動していきましょう。

日本政府、イスラエル大使館へ「ガザ・ラファ攻撃即時中止、停戦を!パレスチナ市民の虐殺を許さない!」の声を緊急FAX・電話で届けてください。

抗議チラシ

抗議先

【イスラエル大使館】

東京都千代田区二番町3番地

FAX: 03-3264-0791   電話:03-3264-0911

【日本政府】  

▸首相官邸  電話:03-3581-0101▸内閣府「総理への提案」  FAX: 03-3581-3883

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