「東アジアを戦場にするな!沖縄と韓国をむすぶ平和・軍縮のためのスピーキングツアー」12月10日から始まり12月17日大阪集会が最終日。
300人が集まり会場満杯となり、1週間のフィールドワークをおえたゲスト、沖縄から上間芳子さん、韓国からユ・ミヒさんビョン・ヒョンジュさんを迎えました。
上間芳子さんが語った言葉
「……現在米軍基地は存在するが、沖縄の土や木を沖縄は一度も差し出していない。基地ができてしまうと国有地化してしまう。国の土地に永久になってしまう。だから新しい基地は作らせてはいけない。
私たちは戦争前夜を生きている。今止めなければいけない。沖縄、宮古、横田、岩国出撃基地になりうる。市民の住むところに基地はある。権力は傷を受けない。民間人だけが犠牲になる。私たちは非力だけど無力ではない。最後まであきらめず闘うことが勝つことにつながる。……」
心に強く残りました。上間さんの毎日毎日欠かさず辺野古ゲート前で座り込みをされている思いが伝わりました。
韓国からユさん
韓国からユさんは、ソンジュ(星州)THAAD(サード、米軍の高高度迎撃ミサイルシステム)配備に反対する住民の闘い報告やチェジュ(済州島)での韓国海軍基地建設に反対する島民の闘いの報告、ミリャン(密陽)での、超高圧送電塔(近くにある新古里(シンゴリ)原子力発電所の電気を首都圏に送電する塔)建設に反対する住民の声を映像で報告してくれました。
韓国政府は警察権力を使い住民を激しく弾圧するが、住民は体を張って闘う姿を映し出す映像に胸を熱くしました。どんなことがあってもあきらめない強固な思いを知ることができてよかったです。
ディスカッション
その後の「東アジアの平和を国際連帯で作ろう~全国ツアーを終えて」と題したディスカッションでは、ゲストから熱く思いが語られました。
「日韓の負の歴史・傷を乗り越えるために市民との連帯、日韓連帯が今必要である」(上間さん)
「沖縄、広島、横田、東京美しいところをフィールドワークしてきた。しかし残酷な戦争の傷跡があった。傷ついたのは民衆だった。1度基地になると永久に基地となる。昔日本軍が使った基地は今、米軍が使用する基地となってる。だから新しい基地は絶対作らせてはいけない。だから辺野古新基地建設阻止の闘いは重要である」(ユさん)
「長い歴史を見ることができて本当に良かった。沖縄美しいと思った。基地を見ながら戦争の現状を見た。岩国基地 横田基地と同じように韓国でも基地が作られている。韓国と日本の民衆の連帯が必要だと強く思いました。命を守ること偶然でなく権利であるといえる世の中をつくりたい」(ビョンさん)
今回集会を準備した私は、東アジアで日米韓が軍事化を強める戦争前夜を生きている私たちが今しなければいけないことは、日本と韓国の市民が連帯し戦争を止める行動を起こしていくことが重要であると強く感じました。
韓国の闘う人たちの絶対あきらめない思いは、“勝つまでずっとあきらめぬこと”沖縄辺野古の上間さんの思いと一緒。だから私たちも頑張ろう!という意思を参加者の皆さんと共有できたのではないかと思います。日韓連帯行動を進めていきたいともいます。ありがとうございました。
村田恵子