哀悼と抗議の長い列
5月19日、うるま市内の20歳の女性の死体遺棄容疑で元海兵隊の米軍関係者がうるま署に逮捕され、22日、キャンプ・フォース、ゲート前で緊急抗議行動が行われた。
喪服と黒リボンの女性、子連れの親子が多い。花を持つ子もいる。
基地前を2列の長い長い列が歩く。
15分毎、立ち止まり基地に向かって拳を突き上げる静かな抗議行動。
マスコミは若い女性狙いで、「同世代としてどう思われますか」の質問。
「彼女は私だったかもしれない」「子供たちが心配」「基地はもうたくさん。無くしてほしいです」等々。
当日は予定を変更し集会に参加し、列の最後尾を歩いた。
沖縄の怒りは深く広がっている。
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Yナンバーを通すな
23日は朝からキャンプシュワーブ前での抗議行動に参加。
8時30分に到着し山城さんに挨拶。
座り込みを前にみんなで柔軟体操。
その後、山城さんから「殺された女性の無念、悲しみ、怒りに応え、今日からYナンバー(米軍車両)を基地から出さない闘いをやる。殺人訓練を受けた者たちを市街地に出さない。これしか事故を防ぐ方法はない」「機動隊がやってきて排除するが逆らわない。排除されたらまた戻って座りこむ。しなやかに闘う。これを繰り返して闘い抜く」との闘いの宣言。
皆で腕を組み、“沖縄よたちあがれ”“ここに座り込め”を歌い、「さー座り込め!」の指示でゲート前に座り込んだ。
出入りの米軍車両が来ても動かない。
間近に見る巨大なタイヤは恐怖だ。
沖縄県警の機動隊がバラバラと駆けつけ、「ここが規制線。ここから排除」の指示の下、座り込みメンバーを2人がかりで排除し歩道へ封じ込める。
米軍車両の前に体を投げ出す人もいる。
機動隊が4人がかりで排除する。
歩道の上では身動きが出来ない「お前たちは誰を守っているのか」「殺された女性の捜査は済んだのか」「人殺しを守ってどうする」「外に出して又事故が起こったら責任取るのか!」と機動隊に抗議!抗議!
車両が通り過ぎると規制解除。機動隊はバラバラと撤収。みんな直ちに元の場所に座り込み。
Yナンバーが来ると排除、通り過ぎると撤収、又座り込みの連続。
「逆らわずしなやかに闘う」確認はしつつも、あちこちで小競り合い。
「高江でもYナンバーの出入り阻止闘争に入った。今止めている」の報告に全員の歓声と拍手。
そうこうしているうちに山城さんから「myチェアーを持ってきて座れ」の指示が飛び、少し先の歩道に積んであったブロックを持ってきて一人一人ブロックの上に座り込んだ。
夢中で繰り返しているうちに昼食休憩に入った。