3.11関電前行動
ZENKO関電前プロジェクトは、12年前から、反原発、政府、関電の原発を批判し、毎週金曜夜には「星空交流会」を続けている。昨日の金曜日で625回目。
政府や電力会社は、今ある原発の運転期間を60年以上延長の稼働をと、もくろんでいる。3.11の福島原発事故を忘れさせようとし、原発回帰へ暴走することに対し、闘う市民を一人でも多く増やすこと、つながっていくことを目標とした。
今回の「3.11」は、関電本店の向かいに出来た大阪中之島美術館と(勝手ながら)コラボし、13時から3時間、福島原発事故を忘れない写真展を主とした「3.11関電前美術館」を行った。勇気を出して闘っている「子ども甲状腺がん裁判の原告」の陳述も流し、「3.11」への思いを表現できる場とした。
2.24 ZENKO中央要請行動での経産省・資源エネルギー庁、原子力規制庁要請報告も行った。要請を通して、だれも責任をとらない現状、怒り、闘うことをみんなで共有化した。
関電前からビデオ会議Zoomによって北海道からの核ゴミ問題の発言、福井の活動家のメッセージを読むなど全国の反原発運動と連帯した。
東日本大震災発生の14時46分には関電前で黙とうをし、関電や近くを通る人にアピールした。
関西で闘っている原発賠償訴訟の原告の方や、久しぶりにきてくれた方や署名した方も含め約30名が参加。署名してくれた数人の方とは今後、お知らせを送るなど、新しいつながりを持つことができた。
福島と全国をむすぶつどい3月21日(火・休)18:30~20:30
◆会場:エルおおさか(南71号)&東京会場&オンライン
◆主催:ZENKO反原発実行委員会
福島原発事故から12年。政府は原発推進への動きを露骨に見せている。2月24日に行った経産省(資源エネルギ-庁)と原子力規制庁との交渉では、エネルギ-庁は原発推進の姿勢を隠さず、原子力規制庁は経産省と癒着し、安全審査の保証ができなかった。一方、全国の原発の大半は福島事故後に10年以上再稼働できず「廃炉の危機」に立っている。政府の方針は原発業界の都合に従うだけの強引さが目立ち、司法も世論を見た判決になっている。こうした中、原発被害者の運動や放射能被害の現実を伝える集会を開催する意義は大きい。
◆発言予定者
*小児甲状腺がん裁判の支援の訴え【福島県郡山市から、黒田節子さん】
福島の小児甲状腺がん被害者の裁判は、抑え込まれた放射能被害の現実を勇気をもって訴える重大な裁判です。
「福島原発の放射能被害はない」とする国の主張を実例をもって否定し、被害者の要求を実現するため、全国に支援を広げましょう。
*福島原発事故避難者の住宅追い出し裁判【住宅追い出しを許さない会・熊本さん】
福島県が避難者を訴えて住宅から追い出す裁判の第1審は、実質審議を拒否して不当な判決をくだしました。避難者の人権問題として大きく訴え、控訴審が闘われます。 原発損害賠償訴訟・控訴審判決に向けて
*【かながわ訴訟団長・村田弘さん】
原発損害賠償裁判も、昨年6/17の最高裁判決を乗り越える第2波の控訴審判決が続きます。これらの運動を全国から支援しましょう。
今後も全国の裁判、再稼働阻止の闘いなど広く連帯し、すべての原発廃炉! 訴訟勝利!岸田政権打倒で闘う。