ZENKO沖縄参加団は4月21〜23日沖縄へ連帯訪問を行った。23日の辺野古キャンプ・シュワブゲート前抗議行動は「辺野古6日間連続500人行動」の1日目でもあった。全県全国から700人もの市民が結集した。
早朝から続々と人が集まり、朝イチで150人。基地内では散水車が放水し始める。搬入の前触れだ。採石場でダンプが準備という情報も入る。参加者は工事車両搬入を止めるため整然と座り込む。
朝9時に100人を超える機動隊が投入され、排除が開始される。隣の人と腕を組み必死に抵抗する。前の人が排除されたら5cmでも前に前にと隙間を埋めていく。強制排除で人びとが将棋倒しになり、下敷きになった女性が救急車で運ばれる事態も。暴力的弾圧に「機動隊は帰れ!」「暴力やめろ」と怒声が飛ぶ。
排除されても排除されても決して屈しない。囲いを抜けて回り込み、また座り込む。昼にかけて次々と増える人の波に3時間、4時間と時間が経過してもゲートは開けられない。市民を引き抜き分断する機動隊とそれでも諦めず繋がり続ける市民。持久戦だ。
稲嶺前市長も座り込みに入り、マイクで「朝の9時から1台のダンプも通していない。この行動に勇気と元気をもらった」と連帯あいさつ。
5時間が経過する頃、ついにゲート前がこじ開けられた。しかし、なおダンプの前に座り込む。機動隊が分散され排除できない状況が続く。一人ひとりが1分でも1秒でも工事を遅らせようと動く。
最終的には工事車両は搬入されたが、5時間で約80台しか入れさせなかった。瀬長事務局長(統一連)は「今日は私たちの圧勝です」と宣言。人が集まれば非暴力で工事が止められることが証明された。「明日はもっと集めよう」、「今日も明日も続けよう」と参加者は声を上げる。