2/1寝屋川市健康部新型コロナウィルス感染症対策室に対し要請行動(寝屋川 平和と市民自治の会)

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寝屋川市へ要請行動

2月1日、「寝屋川 平和と市民自治の会」で寝屋川市健康部新型コロナウィルス感染症対策室に対し要請行動を実施し回答を得ましたので報告します。

経過

  1. 2021年1月13日(木)コロナ交渉を課長に電話で要請
    1. 「大阪府対象緊急事態宣言発出直前(1/14)直前を理由に拒否・「郵送にしてくれ」
  2. 2月1日(月)質問・要請書を寝屋川市保健所に持参
  3. 2月15日(月)市長あて質問・要請書を企画2課提出
  4. 2月16日(火)企画2課より電話あり「昨日回答を郵送した」
  5. 同日・翌日、課長より19時前に電話あり。電話に出られず。
  6. 事務所に回答が郵送されてきたのは、2月16日? 郵便局の消印は16日(火曜日)。

回答に対する評価

(1)質問事項に対する回答

質問1 ・1/8日経新聞記事(「寝屋川・守口は多い」)は否定しているのか?
質問2 ・上記と同様、死亡数が多い、とは見ていないが、本当にそうか?
質問3 ・協力してもらえない施設に対して、今後どう指導していくのか?「協力的ない」要因を取り除くのが、市・保健所の役割ではないのか?
質問4 ・もし強要(ワクチン接種しないのなら、やめてくれ等)があれば、どう指導するのか?

(2)要望事項に対する回答

要望1他 ・「必要に応じて」とはどういう意味か? 

(3)総じて、前回11月の回答に比べて、明らかに市民に対して説明しようとする姿勢は後退。

3月議会を前にして、どんな提案をするのか、見えない。

(2/12の中央交渉で明らかなように、厚生労働省自身が、規模の大小を問わず、社会的検査に踏み出すことを認めている(もっとも、国は、その実施については、自治体に丸投げしているが)ことを踏まえるならば、市内のすべての施設職員の検査体制を確立することが必要である。

今後の取り組み(案)

(0)我々が市長あてに要望したときには、すでに回答は郵送されていたのか、タイムラグについて問う。
(1)感染率、死亡率は、こちらで資料をまとめて反論する。
(2)3月議会に向けて、どんな施策を講じるのか、再度きく。
(3)全国のコロナ対策について、調べる。
(4)この間の経過については、回答と合わせてpan3月号に掲載、もしくは別刷りして挿入する。
(5)知り合いの医療関係・介護福祉関係の方の生の声を聞き、トークカフェ等で紹介する。

新型コロナ感染急増に対し、PCR検査の拡大を求める要望書(2021年2月1日)

2021年2月1日

寝屋川市長 広瀬慶輔 様
寝屋川市 保健総務課御中

寝屋川 平和と市民自治の会 
世話人 福井 朗 
連絡先 寝屋川市早子町20-12 

新型コロナ感染急増に対し、PCR検査の拡大を求める要望書

1月は、緊急事態宣言発出間近という状況から、直接市民の意見を聴いていただける機会を設けてほしい、との私たちの要望は断られました。しかし、現状は、新型コロナウィルス感染拡大が広がり、お亡くなりになる方も急増し、市民の不安は今まで以上に強まっています。そうした市民の声にこたえることは、自治体の責務であると考えます。ぜひ早急に市民の意見を聴く機会を作ってください。強く要望いたします。

さて、新型コロナウィルス感染者数、とりわけ大阪府、寝屋川市の感染者数は、増加の一途をたどっています。市内の福祉施設、医療施設や学校で、また一般市民だけではなく、市職員や警察官にまで感染が広がっています。この2か月間で、感染者数が約3倍になっています。

1月初旬に政府は緊急事態宣言を発しましたが、感染者数が高止まりしている現状です。政府の緊急事態宣言や罰則ありきの今の姿勢では、とうてい感染を抑えることはできません。

新型コロナウイルス感染を判定するPCR検査を無償で、誰でも、いつでも、何度でも受けられるように体制を確立することによって、陽性者を早期発見・追跡することで適切な医療体制の下に置くこと、医療機関を整備・拡充することが問われています。

医療従事者、介護・保育・福祉従事者、教職員など、人と接する仕事に従事する人たちが、PCR検査を受けられるようにすること、安心して働けるシステムを作り上げることが、何より大切です。

全国的にみると、広島市内最大80万人の無料PCR検査体制をとる広島県や、65歳以上または60歳代の基礎疾患のある希望者に検査を実施する市川市、感染の不安ある市民に1,000円で検査する那須塩原市、府内でも、65歳以上の高齢者に検査を実施する豊中市など、「社会的検査」に踏み出す自治体が増えてきています。

特別養護老人ホームの職員に対して2週間に一度PCR検査を実施するなど、寝屋川市は全国に先駆けた対策を実施しています。私たちの要望の一部がかなったと考えています。4月以降も継続・拡大していただきたいと思います。しかし、現在の感染状況を見るならば、残念ながら現状は、それだけでは、市民の命と健康を守ることができない状況に突入しています。現在の、そして今後の対策について、質問・要望いたします。よろしくお答えください。

質問項目

  1. 寝屋川市は、他市に比べて、新型コロナウィルス感染率が高い、の報道もあります(2021年1月8日日本経済新聞電子版)。感染率が高い要因は何だと分析されていますか。
  2. 同じく、寝屋川市の死亡率も高いのではないか、という疑念も市民の間には広がっています。死亡者の急増をどのように分析されていますか、教えてください。また、寝屋川市内の死亡者数、とりわけ昨今指摘されている、搬送先が見つからず死亡した方や、自宅待機中に亡くなった方はどれだけいらっしゃるのでしょうか。実際の状況を教えてください。
  3. 寝屋川市では、本日から3月末まで、特別養護老人ホームに対する「社会的検査」を実施することになっていますが、実際の運用に当たって、全ての施設が協力されているのでしょうか。
  4. 新型コロナウィルスワクチン接種を自治体の責任で行うことになっています。保健所としても大変負担がかかることになっていると思いますが、寝屋川市は「3月末から高齢者向けに接種ができるか?」というアンケートに対して、「できる」と回答しています(2021年1月29日MBSテレビ)。1月臨時市議会で、約2.5億円の予算が決定されたところですが、会場整備他、市単独の予算の持ち出しはない、という判断でしょうか。また、医療機関・福祉施設等に従事する職員の方々に対して、一律に接種を強要するようなことはありませんか。

要望項目

  1. 全市的なPCR検査、とりわけ医療・介護・福祉施設で働く職員や入院・入居者、子ども達と日々濃厚接触を余儀なくされる学校関係者などが、PCR検査を受けられるような体制を至急つくってください。1月22日の厚生労働省事務連絡「医療機関・高齢者施設等における無症状者に対する検査方法について」によれば、「引き続き…高齢者施設等に対する重点的な検査について、対応の再徹底をお願いします」とあります。職員の方々の検査だけでは不十分です。また、市のホームページには、市役所内の感染状況も掲載されています。日常的に市民と接触する市役所の職員の方々も、感染前に検査を受けられるようにしてください。
  2. コロナ対策の最前線で奮闘されている寝屋川保健所職員の皆さんはじめ、関係者の皆さんの命と健康を守るために、必要な予算措置をとるよう、何度も大阪府や国にも要望をあげてください。
  3. 新型コロナウィルスワクチン接種については、その効果・副反応に対する疑問を持っている市民も数多くいます。1月30日NHKニュースによれば、大阪府アンケート調査で「ワクチン希望」は6割です。ワクチンの副反応に関する情報が決定的に少ない中で、決して、接種を強要したり、接種を誘導するようなことのないように、丁寧な指導をしてください。

寝屋川市からの回答(2021年2月12日)