2019 ZENKO スピーキングツアー11月30日札幌集会─安倍打倒の気持ち、さらに強く【報告】

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札幌でのスピーキングツアー集会も4度目。昨年に引き続き直前に大雪が降り、路面も凍結する中で行われました。

奥間政則さん

奥間政則さんからは、ドローンを使った辺野古新基地建設の監視活動や、市民や労働組合の闘いの報告。「ドローン規制法成立に怯まず、私たちは従来通りドローンを使った闘いを続ける」と奥間さんは決意を語りました。

ノ・ミンギュさん

ノ・ミンギュさんからは、基地建設に伴い多くの村が消えていった歴史、韓国での基地反対闘争が報告されました。

質疑応答では「軍事基地建設の動きは大統領が誰であっても同じなのか」「日米間と同じ地位協定は韓米間にもあるのか」などと質問が出ました。

ノ・ミンギュさんは「韓国政府には自主防衛の方針もあり、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権や文在寅(ムン・ジェイン)政権の下でも軍事費を増やしている。米国の対中戦略に組み込まれる心配もある」「SOFA(在韓米軍地位協定)という地位協定があり、廃止を求めて闘う市民がいる」と答えました。

参加者からは「沖縄と済州島で起きていることは同じ。辺野古阻止、安倍政権打倒の気持ちが強くなった」「日韓ともに民意を完全に無視して国策を強硬に推し進めており、許されない」という感想が出されました。2つの闘いが似ているという感想は前回と同じであり、改めて共通の課題に対し、日韓市民が連帯して戦っていくことの重要性を感じました。

全交北海道には、秋から冬にかけて仕事が忙しい仲間も多い中、従来チラシ置きのできていなかった空白地域を減らそうと会議で決めて実行しました。新たにチラシを置いた地域からの参加者も得られ、「行動すれば返ってくる」という確かな手応えも感じた集会でした。