ZENKOスピーキングツアーが開幕!初日は滋賀集会、ゲストスピーカーは具志堅隆松さん

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2022 ZENKOスピーキングツアーは5/28滋賀から開幕しました。

ゲストは具志堅隆松さんです。

具志堅さんは今年7月に国連の「先住民族の権利にかかる専門家機構」の会議に参加する予定であることを明かされました。「沖縄で発見される遺骨は沖縄戦戦没者だけではない。沖縄では昔から風葬と言って遺体を何年もそこに安置してそれから遺骨を洗うという先祖を弔うやり方がある。その土を埋め立てに海に放り込むのは沖縄独特の先祖の弔いの文化を否定するやり方だ」と先住民族の問題として、この問題について大きく声を上げていきたいと話されました。

今年の正月と5月には福島県を訪れ、東日本大震災で犠牲になった「木村ゆうなさん」の遺骨を探しに福島県に行かれました。その場所は何度もおおがかりな捜索がされたところで、もうこれ以上遺骨は見つからないだろうと言われていたけれど、探してみたらゆうなさんの大腿骨が出てきた。「一緒に探していたお父さんとゆうなさんが呼びあって見つかった感じだった」と話されました。震災あとの復興で、防潮堤、防波堤、土地のかさ上げなどどんどん公共工事が行われるが、「あの、かさ上げ工事の下に私の子どもが眠っている」との声を聞いたそうです。だから付近に不明者がいることがわかっている場所の公共工事には遺骨の捜索を一つの工程として入れるべき。遺骨収集したり、声を上げるのは死者に対する慰霊の行動である。と、遺骨の問題は沖縄だけではないことを話されました。

また、沖縄が再び戦場になることが目の前に迫っているんじゃないか、という懸念について、最新の情勢を分析されました。

質疑のなかでは、沖縄戦で逃げているときに泳げなくて海に入らなかった親族が亡くなった方のエピソードを紹介されました。海に入りたくなかった人の遺骨がまじるその土砂を辺野古の海の埋め立てに使わせるのは「やめさせます」ときっぱり話されました。

死者を大切にしない社会は人間の尊厳を大切にしない社会。そういう社会が戦争を引き起こすことにつながっていることに気づかされるお話でした。

最後に、「一つのことをするのかしないのか迷うときがある。x社会のためになり良いことであれば行動を起こす勇気を持ってほしい」と締めくくられました。

参加者は具志堅さんのお話に聞き入り、滋賀からの取り組み報告も大変充実した内容で、スピーキングツアー初日は大成功の開幕でした。

5/31は神奈川集会!オンライン参加申込みは30日17時に締め切ります(各集会の前日17時〆切)

まだ間に合う!ぜひご参加ください。特設ページはこちら