サミール・アディルさん(イラク労働者共産党)から2015ZENKOへの連帯メッセージ

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全交大会への連帯メッセージ

サミール・アディル

全交大会の兄弟姉妹のみなさん

私たちは、今回の全交の活動が成功し、最近の地方議会選挙や安倍政権の進める新自由主義政策に対する大阪市の市民投票における勝利のような新たな勝利を獲得することを希望します。

私たちは今日、意見や経験を交流するためにこのような集いをもっと開くことが必要ですし、グローバルな帝国主義体制による全世界的なテロや貧困や軍事政策に反対する私たちの戦線を強め強固にすることが必要です。

今年の全交大会は、新たな世界情勢と全世界的なテロと、地域や世界的な資本主義の両極の間での代理戦争と影響力の再分割という状況の真っただ中で開催されます。今年の全交大会が重要であるのは、我々の隊列を広げ、急激に変わる状況を知ることが必要だという情勢にあるからなのです。

イラクは自由と進歩の運動の優先課題としてダーイッシュ[イスラム国]に対する闘いの問題が起こっています。「イスラム国」はイラクと中東における米国の政策が生み出したものであり、ブルジョア陣営の政治的、道義的、そして知的面での危機を表しています。「イスラム国」がテロ組織だから「イスラム国」を根絶する同盟が形成されていると言われてきたことは全て、何よりも欧米諸国の政治宣伝を反映しているというだけでなく、現実とは何の関係もないのです。事実は、米国が先頭に立っている「有志」連合は対「イスラム国」の戦争に真剣に取り組んではいないのであり、中東における米国の戦略に奉仕する政治的目的を持っているのです。従って、「イスラム国」を根絶することができる唯一の勢力は独立した自由を求める民衆の力なのです。そして「イスラム国」を根絶することに利益があるのはイラクや中東だけではなく、世界中の進歩勢力です。私たちは「イスラム国」による犯罪をフランスで、カナダで、チュニジアで、エジプトで見てきましたし、いかに罪もない人々を冷血にも虐殺するのかも見てきました。

その一方で、全交大会は日本の世論に、「イスラム国」に対する欧米の「有志連合」の戦争に日本政府が参加しようとしていることを教え暴露する機会です。日本人の罪もない犠牲者が出たのは日本政府の政策の産物です。日本の進歩勢力は日本国内での政治意識を高揚させ日本政府の政策が米国の利益だけでなく日本帝国主義の利益に奉仕するものであることを暴露することによってイラクの進歩的運動と民衆を支援することができます。そして日本政府に対して圧力をかけることによってイラクのイスラム政治勢力の政府を支援するのをやめさせ、イラクにおける政教分離の運動と政教分離の政治潮流を支持することが、イラクと中東の民衆にとって最高の政策なのです。

私たちは以上の点に関してこうした視点から全交大会を見なければならないし、世界の進歩と人間性の重要な新たな戦線のスタートとなるための大会にするために全交大会を成功させるために共に活動しなければなりません。

国際連帯万歳

全交大会万歳

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2015ZENKOに参加予定の
サミール・アディルさん

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